フランチェスコ・マッツィ「ジャパニーズ・ビューティー」第三部 フィレンツェで開催

mazzi

各界の多くの著名人から絶賛を受け、新作も軒並みソールドアウトするなど、大盛況で幕を閉じたフランチェスコ・マッツィ氏のイタリア巡回展三部作「ジャパニーズ・ビューティー」第一部、第二部。希少な素材と独自の手法で生み出される唯一無二の作品は、様々なメディアでも話題となり、多くの観客を魅了してきました。そして、ついに最終章の第三部がイタリア・フレンツェで開催されました。

フィレンツェ美術協会 ダンテの家博物館

会場となったのは、イタリア文学最大の古典とされ、世界文学史上でも極めて重要な『神曲』の著書であり、ルネサンス文化の先駆者であるイタリアの詩人、哲学者、政治家のダンテ・アリギエーリの生家です。歴史的価値のある「フィレンツェ美術協会 ダンテの家博物館」と現代美術の中でも異彩を放つフランチェスコ・マッツィ氏のアートのアッビナメントは素晴らしい化学変化を起こしながら1月14日~26日の期間開催されました。

オープニングセレモニーを飾った授与式

第一部、第二部で多くの観客を魅了しムーブメントを起こした唯一無二の作品は、専門家からも高い評価を受け、第三部のオープニングセレモニーではフィレンツェ美術協会からの賞が贈られました。

フィレンツェ美術協会のプレジデントフランコ・マルガリからマッツィ氏の功績を称える3つの賞の授与式は、拍手喝采の中、厳かに執り行われました。

【 受賞した3つの賞 】
『アートにもたらされた独特の技術革新に対して』メダル受賞
作品「ドラゴンスキン」
『興味深い革新と芸術的独創性のために』受賞
『イタリア巡回展三部作「JAPANESE BEAUTY」の優れた品質に対する名誉あるディプロマ』

左一番目:美術評論家 ラファエラ・フェラーリ(RAFFAELLA FERRARI) 左二番目:美術評論家 ジャンカルロ・ボノモ (GIANCARLO BONOMO)
中央:アーティスト フランチェスコ・マッツィ(FRANCESCO MAZZI) 右二番目:MAZZI FINE ART 代表取締役 三枝真綺 (MAKI SAEGUSA)
右一番目:フィレンツェ美術協会“ダンテの家博物館“プレジデント フランコ・マルガリ(FRANCO MARGARI)

フランチェスコ・マッツィ氏の受賞コメント。

芸術の師匠であるフィレンツェにて1843年に設立された由緒ある「SOCIETÀ DELLE BELLE ARTI CIRCOLO DEGLI ARTISTI “CASA DI DANTE”(フィレンツェ美術協会“ダンテの家博物館“)」のプレジデントから3つの非常に重要な賞を受賞したことを心から光栄に思います。
Francesco Mazziへ『アートにもたらされた独特の技術革新に対して』
作品「ドラゴンスキン」『興味深い革新と芸術的独創性のために』
『イタリア巡回展三部作「JAPANESE BEAUTY」の優れた品質に対する名誉あるディプロマ』、
そして、MAZZI FINE ART の 3 周年と合わせて、ブランドとアートが1つに融合する世界初のラグジュアリー ファイン アート会社を設立した後、これらの目標を 3 年間で達成できたことを嬉しく思い、誇りに思います。

フランチェスコ・マッツィ

観客はもとより、美術評論家も魅了するマッツィのアート

「ジャパニーズ・ビューティー」の三部作で、観客は勿論、マスコミや美術の専門家からも多くの称賛を得たマッツィ氏のアート。厚みのあるキャンバスに、独自の手法で浮かび上がるように構成される特別なアートは、見るものを惹きつけて止みません。

その特別なアートを見るために、イタリア国内はもとより、世界中からティフォシが集まり、日本からイタリアを訪れた人々も少なくなかったようです。
母国イタリアのみならず、日本でもその価値と重要性がますます高くなることが確実なフランチェスコ・マッツィ氏のアートは、目が離せない存在となっていくことでしょう。

専門家からのコメントを紹介します。

マッツィの作品の反響と魅力的な価値の秘密は、真の驚異を呼び起こすアイデア、未発表の発明、研究された色の組み合わせを決定することを目的とした、絶え間なく続く内的緊張の中に見出されます。
ほとんど浅浮き彫りのプロセスで使用される高貴な素材は、創造の驚異から派生したすべてのものの自然に存在する超越を呼び起こす絶対的な光を返します。
黄道帯の星座に捧げられたシリーズでは、彼の構成的な統合は、知識の道で西洋と東洋の文化を統合する、私たち全員がそこから来た天のオーバーワールドに属しているという深遠な感覚を象徴的に要約しています。

GIANCARLO BONOMO(ジャンカルロ・ボノモ)
イタリア美術評論家

マッツィの作品から生まれるのは、ささいなことの中にある貴重な命です。
彼は真実をシミュレートするための探求の根底にある過度の装飾性を認めず、これが、それをはっきりとシンプルに表現することを信じている理由であり、その結果、彼の芸術は直接的であり、物語とそれ自体を明らかにすることになります。

RAFFAELLA FERRARI(ラファエラ・フェラーリ)
イタリア美術評論家

興味深い革新と芸術的独創性のために』と題して賞を受けた「ドラゴンスキン」。独自のテクニックと希少なマテリアルによって生み出される“ドラゴンの皮膚”は、ドラゴンとともに強く生きた時代へと記憶を繋げる作品です。

フィレンツェ美術協会

独創的で優美な輝きを放つ作品の数々

プラチナや金、ダイヤモンドといった希少な素材を使用するだけでなく、技法としても革新的で独自の手法を用いて作られる「マッツィファインアート」の世界。「ジャパニーズ・ビューティー」で人気の高かった作品を紹介していきます。

-ドラゴンスキン(龍神)

キャンバスに油彩、石膏、油彩、24K金、卵の殻、構造ペーストを使用して制作。
日本神話に登場する龍神、竜王、海王をモチーフとした作品です。ゴールド、フクシア(赤紫色)、オレンジなどの暖かいく明るい色合いで表現された、エネルギー、威厳が圧巻です。
前部は不規則でリアルなレリーフで、側面はより暗くドラゴンの柔らかい腹を想起させる緑がかった色となっており、作品全体としてドラゴンの肌を表現されています。
爬虫類の肌を思わせるフレームもモダンなアクセントとなり、力強さとドラゴンの存在の神秘性がイメージされています。
「ドラゴンスキン」は、2/16から大丸東京店で行われる「D-art,ART2023」にも出展され、日本に上陸する予定なので、作品を直接見ることが出来る貴重な機会をお見逃しなく。

Pelle di Drago Ryujin (ドラゴンスキン「龍神」)

-空のサイン

キャンパスにシルバー、プラチナ、24Kゴールド、大理石構造化ペーストなどを使用して作られた作品。フレームは吉野杉とイタリアの石で作られ、素材でも日本とイタリアの融合を示しています。
モチーフは星座にグループ化された黄道帯の星で、各星座の12 のシンボル、ギリシャ神話の動物と人間の表現、貴重な素材で装飾されたレリーフを特徴としています。各星座は、固有の現代的でモダンな解釈がなされています。

Segni nel Cielo(空のサイン)

-海のドラゴン/豊玉姫

キャンパスにムール貝の殻、大理石の粉、純金を用いて作られた作品。フレームは吉野杉とイタリアの石で作られています。
海の青と波にさざめく太陽の金を思い起こさせる複数の色合いで装飾されたドラゴンの鱗は、宝石のように美しかったと言われる神話の「海のドラゴン/豊玉姫」を思い起こさせます。

Drago di Mare(海のドラゴン/豊玉姫)

-ドラゴンスキン:マグマ

キャンパスに油彩、瑠璃、金、銀、大理石構造化ペーストを使い作られた作品です。フレームは吉野杉とイタリアの石から作られています。
インスピレーションとなったのは、火山、溶岩、ギリシャ神話の火の神ヘファイストスの鍛冶場です。イタリアの火山の火山礫で制作されたマグマという新たな要素を加えた「ドラゴンスキン」シリーズ。地球の奥深くで鍛造されたこれらの石を、顔料と貴金属でさらに装飾しています。

Pelle di Drago:Magma (ドラゴンスキン:マグマ)

現代美術に革命を起こす、孤高の天才アーティスト


フランチェスコ・マッツィ氏がパートナーである三枝氏とアートカンパニー 「MAZZI FINE ART」を立ち上げたのはわずか3年前の2020年。 会社の立ち上げから1年も経ずして、母国イタリアのみならず各国で注目を集め、いくつもの賞を受賞するなど、その才能には驚くばかりです。
更に驚かされるのは、彼の経歴です。アートの世界に入る前の彼の職業は有名な凄腕のトップシェフでした。世界の数々の主要都市にてファインダイニングのエグゼクティブ・シェフを歴任し、エレガントな料理で富裕層の人々を魅了する才能とセンスを抜擢され、ジョルジオ・アルマーニ ジャパン エグゼクティブ・シェフとして日本に来日しました。
アルマーニで多くの重要なプロジェクトを成功させた後、将来が約束されたトップシェフとしての地位を捨て、独学で志してきた芸術に関わる会社を設立します。
ファインダイニングのトップシェフからファインアートのアーティストへの転身という、まるで物語のような劇的なストーリーですが、料理の天才であった彼は、アートの世界でもそのエレガントで独創的な感性を発揮し、他に類のないコンセプトと手法で一躍話題のアーティストとして耳目を集める存在となっています。
研究により厳選した希少で高価な素材を用い、それらを伝統的な油絵の手法と融合させた独自の表現技術と色彩レシピから生み出される作品は 、「ニューラグジュアリーアート」と呼ばれ、世界中で高い評価を受けています。

投資としても高い資産価値をもつアート


鑑賞するものというイメージが一般的なアート作品ですが、富裕層の間ではアートは昔から投資の対象としても見られていました。大量生産が難しいアート作品は、その希少性から価値が上がりやすく、人気作家ともなれば10年で数倍から10倍以上倍もの価値を持つことも珍しくないためです。
実業家の前澤氏が、2016年に約62億円で購入したジャンミシェル・バスキアの絵画が、2022年に約109億円で落札されたことも記憶に新しいように、大きなリターンをもたらす可能性のある投資先と言えます。
金融商品と比べて株価などの景気に左右されづらく、リターンも期待できるため世界中の富裕層の間でますます人気が高まっているのがアート投資なのです。
プラチナやゴールドなど希少なマテリアルを独自の技術により油絵具と調合し、浅浮彫した画面上に描いていく革新的な制作工程は、イタリア・文化省国務次官から「マッツィは絵画の金細工師であり、優れた技術的および形式的な感性を備えた物質と色のミニチュアリスト」と評価される品質をキャンバス上に実現しています。それ故に生産数が極めて少ないマッツィファインアート。
既に海外では高い評価を受け、多くの作品がソールドアウトになってしまう現状では、更なる人気の高まりは時間の問題と言え、アート投資の対象としても有形資産評価が上昇している人気の作品となっているようです。

日本とイタリア、異なる文化の架け橋に


ボローニャとチヴィダーレ・デル・フリウーリの舞台を経て、フィレンツェにて終幕した、イタリア人アーティスト、フランチェスコ・マッツィ氏による「ジャパニーズ・ビューティー」。
イタリア人でありながら日本をこよなく愛し、日本の美を追求してラグジュアリーアートとして作品に昇華する。時に日本人以上に日本の誇りと文化を尊重し、芸術作品に精力的で真摯に向き合い続ける姿は、さながらの剣の世界に生きる武士(さむらい)のように見えます。
血の中に流れるイタリア文化を感じながら、日本人さながらに武士道精神で作品に打ち込むことで、イタリアと日本の文化を融合し、新たな価値観を生み出しているフランチェスコ・マッツィ氏。
彼が発信するラグジュアリーアートとして生み出された究極の折衷文化は、言葉を必要としない共通の想いとして、日本とイタリアを繋ぐ架け橋となっていくことでしょう。

【イタリア巡回展第三部 開催概要】

イタリア巡回展第三部 フランチェスコ・マッツィ(FRANCESCO MAZZI)
“ジャパニーズ・ビューティー” 2023 フィレンツェ(”Japanese beauty” 2023 Firenze)

展示会場:フィレンツェ美術協会 ダンテの家博物館
FIRENZE – Casa di Dante Società delle Belle Arti – Circolo degli Artisti via Santa Margherita, 1/R
会期:2023 年 1 月 14 日 (土) 11:00 オープニング~2023 年 1 月 26 日 (木) 19:00
(火曜日から日曜日までの会館時間: 午前10時~12時 午後16時~19時 /月曜日は休業)
巡回プロジェクトの設計:エクリプシス スタイル(ECLIPSIS STYLE PROJECT)
キュレーターシップ:美術評論家 ジャンカルロ・ボノモ (GIANCARLO BONOMO)
:美術評論家 ラファエラ・フェラーリ(RAFFAELLA FERRARI)
後援:フィレンツェ市、フィレンツェ美術協会 ダンテの家博物館

イベント・出展情報のお知らせ

D-art,ART2023 大丸東京店

『アートシーンに新たなムーブメント。大丸・松坂屋を舞台にした新しいスタイルのアートフェア』

「アートと暮らしを結ぶ」をコンセプトに、大丸松坂屋百貨店がアートシーンで新たに取り組む、百貨店によるアートフェア「D-art,ART」に出展。
プロデュースは、一般社団法人 アート東京 代表理事である來住尚彦氏。

会  期 : 2月16日(木)〜21日(火)
会  場 : 大丸東京店 11階催事場 東京都千代田区丸の内1-9-1
営業時間 : 10時〜20時(最終日17時閉場)
問 合 せ : 大丸東京店 03-3212-8011

D-art,ART2023 HP
大丸東京店HP

アートフェア東京2023

日本最大級の国際的なアートフェアに参加。
Artglorieuxアールグロリュー(大丸松坂屋運営のGINZA SIXギャラリー)による、作家名:FRANCESCO MAZZIにフォーカスした企画ブースにて展示されます。

会  期 : 3月10日(金)~12日(日)
会  場 : 東京国際フォーラム ホールE /ロビーギャラリー
東京都千代田区丸の内3丁目5番1号
営業時間 : 3月9日(木)は招待日 11:00-19:00
3月10日(金) 11:00-19:00、3月11日(土) 11:00-19:00
3月12日(日) 11:00-16:00
入 場 料 : 前売券:4,000円(税込)
予約当日券: 5,000円(税込) ※小学生以下は、大人同伴に限り入場無料

アートフェア東京HP

FRANCESCO MAZZI × 犬鳴山七宝瀧寺 特別展「ANTICHE CREDENZE (古代の信念)」

会  期 : 3月17日(金)~4月2日(日) ※定休日:22日,28日
会  場 : 社会福祉法人 犬鳴山
高齢者複合施設 インテフィール「101 WHITE SPACEギャラリー」
大阪府泉南郡田尻町りんくうポート北3-25
開催時間 : 10時~18時
問 合 せ : 072-466-2200

イタリア特別展(Shine on Japan)

会  期 : 5月19日~5月28日
会  場 : アッシジ(Assisi)Galleria delle Logge

※内容は2023.2.7現在のものです。日程や開催内容等は変更になる場合がございます。
最新情報や詳細などは、マッツィファインアートオフィシャルサイトにてご確認ください。

 

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