東京、伊勢、京都それぞれの場所で歴史や文化に趣向を凝らしながら秋を感じるスペシャルプラン
サンスクリット語で「平和」を意味する「AMAN」から名付けられた“アマンホテル”。その名前の通り、最高のホスピタリティによって何物にも代えがたい落ち着いた平和で特別な時間が提供され、一度味わえば虜になってしまうと言われるほど世界中のセレブリティからも人気を集めているラグジュアリーホテルだ。テーマは「大人のための現実を離れた癒しのリゾート」。東京、伊勢志摩、京都といった特別な趣のある街で、それぞれの地域に即した歴史や文化に触れられ、秋を感じられるアマンならではのスペシャルプランが今回用意された。
アマン東京 ~秋の滞在 東京再発見~
アマン東京が位置する大手町や丸の内エリアは、徳川家康による一大都市「江戸」のまさに中心。江戸城を中心とした城下町として栄え、商業・文化の中心となってきた場所だ。時は移り現代においても、高層ビル群が立ち並び景色は様変わりしたものの、東京のビジネスや文化の中心であり続けています。一見全てが様変わりしてしまっているようにみえるものの、かつての江戸の名残を随所に感じる場所や瞬間は多々あり、温故知新を感じさせる街でもある東京。アマン東京の秋の滞在では、江戸城を中心として江戸から東京へと変貌を遂げた歴史の潮流を感じながら、東京の魅力を再発見することができるドライバーガイドツアーが開催されます。
なお、ガイド内容は個々の興味や関心に合わせて様々な形のカスタマイズが出来るのでより深い歴史や文化の探求も可能だ。
<ドライバーガイドと巡る江戸と東京>
■江戸時代に想いを馳せてー旧江戸城界隈を巡る
アマン東京のある大手町・丸の内エリアは、江戸時代には大名の上屋敷が立ち並び城下町の中心であった場所だ。ホテルから徒歩数分の大手門は、由緒正しき江戸城の正門であり、ガイドツアーでは、その正門から大名たちが登城に通ったルートや、旧江戸城の名残の散策、今も残る江戸城の石垣のダイナミズム、さらにホテルカーにて江戸城址を巡り、東京の歴史を紐解いていく行程となっている。江戸城址、東御苑の美しい自然と高層ビル群のコントラストも楽しみながら東京の秋の情緒とともに歴史・文化に触れることができるツアーだ。
【プラン詳細】ウォーキング+ホテルカー 2時間: 32,000円 (4名様まで)
■日本橋で江戸時代から続く職人技を誇る老舗を巡る
江戸時代には五街道の起点としての物流・交通の要所となり、下町の中心として町人文化を代表する地域としても知られる日本橋。
町人文化として伝統工芸が受け継がれてきたこの街には、世界のメークアップアーティストから注目されているブラシや刷毛、粋な江戸扇子や江戸漆、和紙や刃物の専門店など、江戸時代から代々続く職人技の本店が数多く点在している。
存在は知っていてもなかなか訪ねる機会を持てなかったりという人は意外に多いはず。そんな方に是非お勧めなのがこのプラン。
興味がある老舗をホテルカーで案内してくれるので、参加するだけで思わぬ老舗の発見や、江戸時代より受け継がれてきた伝統の職人技により深く触れることで、江戸時代にタイムスリップしたようなひと時を過ごせることでしょう。
【プラン詳細】ホテルカー 2時間:25,000円(4名様まで)
■浮世絵で巡る東京
江戸時代に隆盛を極め町人文化の代表ともいわれる浮世絵。「憂き世」として当時の人々がとらえ、時代を映し描かれた場所を巡りながら、現代と比較して、私たちの「今」を見つめるガイドツアー。19世紀欧州最大の都市ロンドンの人口は約85万人、北京が約90万人と言われているのに対し、江戸の人口は100万人と推測されており、まさに世界最大の都市だった江戸。浮世絵に見られるさまざまな当時の景色は、現在どうなっているのでしょうか?ガイドが所有する浮世絵に描かれた江戸時代の場所をホテルカーで訪れ、描かれた場所と現在の場所を見比べ、時の流れを想像し感じる。知的好奇心が刺激されること間違いなしのプランだ。
【プラン詳細】ホテルカー 2時間: 40,000円 (4名様まで)
その他、江戸や東京について、興味やテーマに合わせてカスタマイズ、知る人ぞ知る情報や場所も含めて、プランニングが可能。詳細はコンシェルジュまで。
<フリーアクティビティ>
■コンシェルジュと朝のお散歩 (火曜と木曜)
過ごしやすい引き締まった空気が気持ちのよい秋の朝、曜日限定ではあるが滞在時の朝食後に、アマン東京付近をコンシェルジュをお供に散歩することも可能だ。ホテル近辺の歴史や成り立ち移り変わりなど、コンシェルジュから様々な話を聞きながら散策できるのは貴重で楽しい時間となりそうだ。
参加費:無料 (火曜・木曜 / 1日1室1組限定)
アマネム 秋のご滞在 – 伊勢志摩の食文化を学ぶ
アマネムがある伊勢志摩は、海に面し海産物が非常に豊富で「御食つ国」と呼ばれ古代から朝廷に食材を献上してきた地域。全ての神社の上に立つ本宗である伊勢神宮では、毎日神様に朝夕のお食事を奉る神事、日別朝夕大御饌祭が行われ、神饌(しんせん)と呼ばれる食材、御飯三盛、鰹節、魚、海草、野菜、果物、御塩、御水、御酒三献がお食事として神様に奉られますが、外宮鎮座より約1500年間、毎日続けられていることも食材の豊かさを物語っています。伊勢志摩ならではの豊富な食材に加え、秋の様々な味覚が愉しめるこの季節のアマネム滞在は、伊勢志摩ならではの食文化を最高に堪能できる素晴らしい季節といえるでしょう。
■伊勢海老づくし ― 「伊勢海老特選懐石」
江戸時代に伊勢産のものが多く出回ったことからその名が付いたとされる伊勢海老は、三重県の秋の海産物の代表だ。その伊勢海老漁が、産卵期の保護期間である5月1日~9月30日の禁漁期間を終え、10月1日より遂に解禁を迎えた。長い髭と腰の曲がった姿から、長寿を祝う縁起物として古くから貴ばれてきた伊勢海老は、伊勢神宮では神饌(しんせん)として、正月のしめ飾りや鏡餅、祝膳には欠かせない存在にもなっています。アマネムでは伊勢海老漁が始まる10月1日から期間限定にて、旬の味覚である伊勢海老を様々な調理法で仕立てる、料理人の技術が詰まった「伊勢海老特選懐石」を愉しめます。
【伊勢海老特選懐石コース】
1名様 44,425円 (税・サービス料込み)
期間:2021年10月1日~11月30日 (11月は要事前予約)
■最上級とされる秘伝の鰹節・波切節と神宮
アマネムから車で40分ほどの大王町の波切漁港は、カツオの遠洋漁業が盛んな地域で、波切節(なきりぶし)と呼ばれる最上級の鰹節が生産されている。鰹節の製造に秘伝と言われた「燻し」の技法が用いられた波切節は、遥か奈良朝廷の時代からその味において最上級とされ重用されてきた逸品だ。地元の里山に自生し、アマネムの敷地内にもあるウバメガシの間伐材を薪として使用した「燻し」が行われる波切節。里山を守ることで、海の再生に繋げるという自然の「循環」で生まれる波切節についてや、皇室に食材を献上してきた“御食つ国”ならではの神宮と食材の話など、普段聞くことが出来ない貴重な話をアマネムにて波切の鰹節生産者から伺うことが出来る体験ツアー。最後には、出汁や土鍋で炊く風味豊かで最高の波切節ご飯をいただけ、波切節の奥深い味わいに満足する事でしょう。
【ツアー詳細】
10名様まで60,000円(税・サービス料込):所要時間約90分
■伊勢神宮と御食国を巡る食文化を知る アマネムジャーニー(エクスカーション)
伊勢神宮で約1500年間毎日行われている天照大御神にお食事を奉る神事・日別朝夕大御饌祭で、神様へお供えされる食事に含まれる鮑、昆布、塩、鰹節などの食材の地を巡るツアー。朝最初に行うのは、外宮へのお参りだ。お参り後は、朝食に風味豊かな鮑粥をいただく。その後は100年以上続く伊勢の昆布専門の老舗「酒徳昆布」にておぼろ昆布作を体験。次に、二見町松下の神前(こうざき)海岸に向かい天然の塩作りを体験。実際に海水を汲み上げるところから始め、汲み上げた海水を煮詰めていき濾過、最後に焼いてミネラル豊富な天然の塩を取り出します。ツアーの最後は志摩の大王町波切に向かいます。燻しという秘伝の手法が用いられ、古来より最上級の鰹節とされてきた「波切節」が作られる工程を、燻し小屋にて見学します。御食国、伊勢志摩伝統の豊かな自然と食文化に触れることができる体験ツアーです。
【ツアー詳細】
2名様 ¥100,000より(税・サービス料込):所要時間: 10時間30分
アマン京都 秋のご滞在 – 古都で文化に浸る
千年の都として栄え、文化と歴史が息づく街・京都。春の桜景色と共に、紅葉の美しさでも知られ、名所と言われるスポットも数多く存在している京都は、秋に訪れたい街としても間違いなくトップクラスだろう。
色づきはじめる森の庭で日本の伝統的な篠笛(しのぶえ)を楽しむ音楽イベントや秋色に染まる京都を空から眺めるヘリコプタージャーニーなど、美しい季節の古都を更に堪能できる文化に浸る滞在やプランがアマン京都では用意されている。情緒あふれる秋の京都で更に特別な体験を味わってみるのはいかがだろう。
■日本古来の音色に包まれる秋 「篠笛 at 森の庭」
古くから受け継がれてきた竹の横笛を楽しむ音楽イベント「篠笛at森の庭」が、アマン京都にて2021年11月6日(土)の限定限定で開催される。篠笛は、日本に古くから伝わる篠竹に穴をあけたシンプルな横笛であり、各地のお祭りや神楽、獅子舞の場だけでなく、歌舞伎や三味線音楽などの民俗芸能でも用いられ、日本人の身近な笛の音として各地で広く親しまれています。
アマン京都では国内外で活躍する篠笛奏者・作曲家 佐藤和哉氏を招き、ホテル内の森の庭を舞台に、唄うように自然と共鳴する篠笛の生演奏を愉しむことが出来るイベントが開催される。生演奏は二部構成となり、第一部は、チェックインの時間帯に合わせ、庭や石畳を歩きながらの演奏。第二部は、ザ・リビング パビリオン by アマンのテラスにて、即興曲にふるさとや秋を感じる親しみのあるフレーズを織り交ぜたミニライブの形で行われる。宿泊者限定でドリンクも振舞われるので、秋の風情と美しい笛の根をゆっくりと楽しむことが出来そうだ。
【詳細】
日程: 2021年11月6日(土)
場所: アマン京都の森の庭
時間: 第一部 3.15pm~3.45pm ウエルカム篠笛 森の庭や石畳を歩きながらの演奏
第二部 4pm~ テラスにてドリンクの振る舞い
4.15pm~4.45pm 篠笛のミニライブ
※予約不要。宿泊の方は気軽にお立ち寄りできます。
※テラス席に限りがある為、混み具合次第でスタンディングの場合あり。(第二部)
※大雨の場合は中止。
【プロフィール】篠笛奏者・作曲家 佐藤和哉(さとうかずや)
九州・佐賀県唐津市の海辺に生まれる。幼いころから憧れていた地元の祭り「唐津くんち」の囃子を中学生の時に学び、初めて横笛に触れる。2012年、奈良の世界遺産・薬師寺の東塔解体式典 「宝珠降臨法要」にて献笛をつとめる。近年では、作曲家としても 活動。2013年、自身作曲の「さくら色のワルツ」が、ゆずの「雨のち晴レルヤ」のモチーフ曲として採用され、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』の主題歌となる。同作は、2014年、レコード大賞にて優秀作品賞を受賞。
■ヘリコプタージャーニー
千年の都として栄え、文化と歴史が息づく古都の街並みを空から一望することができるヘリコプタージャーニー。地上の混雑から解放され、空からの大パノラマで広がる京都の街並みと紅葉は至高の美しさです。
アマン京都に程近い鷹峯へリポートから飛び立ち、世界遺産の上賀茂神社や金閣寺などの寺社仏閣から、北から南に流れる鴨川や東山の背景に広がる琵琶湖などの風光明媚な場所まで、15~25分で巡ることができます。秋の夕暮れ時の美しさはまた格別で、紅く染まる空と遠方の山々のシルエット、色とりどりの紅葉のコントラストは見る者を魅了します。大切な記念日などの特別なサプライズにもおすすめ。
【詳細】
料金: 一機 15分120,000円 /25分 200,000円 (3名さままで同乗いただけます)
内容: 京都天空周遊(25分)のおすすめルート
鷹峯へリポート→上賀茂神社→下鴨神社→琵琶湖→将軍塚→清水寺→東福寺→
伏見桃山城→伏見稲荷大社→京都タワー→嵐山→渡月橋→大文字山→金閣寺→
鷹峯へリポート