-リシャール・ミル 正規取扱店 特別連載-
リシャール・ミル 大阪
毎月全国のリシャール・ミルの正規取扱店舗の魅力を紹介する連載企画。リシャール・ミル 銀座に続く2番目の直営店として、2017年にオープンしたリシャール・ミル 大阪をご紹介します。
リシャール・ミル 大阪は、2017年11月に大阪・心斎橋にオープンしたコンセプトストア。
多くの高級ブランドショップが立ち並ぶ御堂筋に面したエントランスは、リシャール・ミル 銀座と同じく、曲線と光と取り入れた独創的デザインが目を惹く。そんな2番目の直営店の魅力を取材した。
ショーウインドウに飾られた時計をモチーフにしたガラスのオブジェは、全世界のリシャール・ミルブティック共通。
このアイデアは、日本発。全世界に広がった。
天井が高く、広く感じられる明るさと開放感に満ちたフロアとなっている。
広々としたフロアの一角には、修理などを行うウォッチメーカールームも備えており、技術者によるクリニックイベントなども行われる。
奥には、リシャール・ミル 大阪で購入した人なら誰でも、ふらっと立ち寄ってくつろげる個室も用意。
インテリアも落ち着いた雰囲気で、おもてなしの空間となっている。
ワインやシガーが用意されており、リシャール・ミルのオーナーはいつでも嗜むことができる。
まさに、オーナーならではの特権。お気に入りのワインをセラ―でキープしてもらうこともできるほか、時計の受け渡し時にはシャンパンでお祝いのサービスも。
リシャール・ミルのユーザーにはクルマ好きの人が多いが、瀬田店長も大のモータースポーツファン。
趣味でワンメイクレースに出ており、他にも国内の様々なレースに出場しているそうだ。しばしばクルマ談義に花が咲く。
「大阪ならではの温かみのある接客を心がけています」と語るのは、リシャール・ミル大阪 瀬田店長。
「リシャール・ミル氏からは、『カジュアルに、スマートに、そして“あなたらしく”』と言われています。これが非常に難しい(笑)。
リシャール・ミルは非常に高価格帯の商品ですので、カジュアルすぎてもブランドのイメージを損ないますし、かといってかしこまりすぎるのも、ふさわしくありません。親しみやすさ、話しやすい雰囲気づくりを大切にしています。」リシャール・ミルが日本に上陸した2001年から携わっている、知識豊富なスタッフがいるのも強み。大阪ならではの気さくで親しみやすい接客、“お客さまにノーと言わない”というおもてなしの精神が、最先端のテクノロジーを用いたエクストリームウォッチにふさわしい空間をつくり上げている。
瀬田店長が語る
リシャール・ミルの真の魅力とは?
「ひと言でいうと、唯一無二。物づくりにしても立ち位置にしても、何から何まで他のブランドとはまったく違います。コストに制限がないのも、他のプロダクトではありえないことだと思います。お客さまからよく言われるのは、海外に行ったときにリシャール・ミルを着けていると、ホテルなどでも一目置かれる。そういう体験をしているので、これだけ高額の時計にもかかわらず、リピート率が非常に高い。また、資産価値が高いことも魅力と言えるでしょう。お客さまは、私たち以上にリシャール・ミルを持つことの価値を実感できていらっしゃるのだと思います。」
そんな瀬田氏にお気に入りのモデルを伺ってみた。
「RM 003 V2 トゥールビヨン デュアルタイム」
「このモデルを始めた見たとき、その芸術的な造形美に度肝を抜かれました。クルマ好きなのでメカニカルなところに惹かれるのですが、このモデルはクルマと同じような感覚で、機能美を前面に押し出した斬新なデザインに衝撃を受けました。」
地板にレーシングカーに多く取り入れられているカーボンナノファイバー素材を採用した革新的なムーブメントを搭載。
F1ドライバーのフェリペ・マッサが着用して16回もF1グランプリに出場し、耐久性や使い心地をテストしたことでも知られている。
これにより、非常に耐衝撃性に優れたムーブメントであることが証明された。
繊細なトゥールビヨンのブリッジをV字型にすることにより、並外れた耐衝撃性を実現している。
第2時間帯表示は3時位置に備え、9時位置のプッシュボタンで調整する。
ケースサイズ:48.00㎜×39.30㎜×13.84㎜
ケース素材:チタニウム
ムーブメント:Cal.RM003-V2(手巻きトゥールビヨン デュアルタイム)
パワーリザーブ:約70時間
価格:3,000万円(税別)※2002年発表/生産終了
「RM 27-02 トゥールビヨン ラファエル・ナダル」
「美しいという表現が一番ふさわしいと思うのが、このモデルです。ムーブメントは、リシャール・ミルのなかで最も美しいと思います。ケースの厚みはそれほどないのに、倍らいの奥行きを感じるほどの機械の立体感も素晴らしい。また、初めてモノコックケースを採用しており、その発想とそれを具現化する技術力に圧倒されます。」
レーシングカーのシャーシから着想を得た、モノコック構造のケースを採用。
自社開発による新素材カーボンTPT®を使用し、ミドルケースと地板を完全に一体化しており、時計の剛性と耐衝撃性を強化している。
ベゼルとケースバックには、優れた耐熱性と強度、電磁波の透過性を備えるクオーツファイバー層を積み重ねた独創的な新素材クオーツTPT®とカーボンTPT®を採用。
2つの素材を組み合わせているため、それぞれの層が偶発的に表れ、独特の風貌を与えている。
世界的テニスプレーヤー、ラファエル・ナダルは、わこのモデルを必ず腕に着けて試合に臨んだ。
ケースサイズ:47.77㎜×39.70㎜×12.25㎜
ケース素材:クオーツTPT®/カーボンTPT®
ムーブメント:Cal.RM003-V227-02(手巻きトゥールビヨン)
パワーリザーブ:約70時間
価格:8,800万円(税別)※2015年発表/生産終了
世界限定50本
続いて、瀬田氏が教えてくれた、2019年最新作ベストモデルです。
新コレクション
リシャール・ミル ボンボン コレクション
「RM 37-01 オートマティック スセット」
機械式時計の伝統を継承しつつ、小さなケースの中にこだわりのアートを取り入れた画期的モデルです。
様々なシーンでご使用いただけます。
カラーを巧みに使いながら既存のコレクションを再解釈。ユニセックスのコレクションで、合計60種類ものカラーを採用している。
アートのように美しいダイヤルは、約800℃の高温で焼成することで、強さと独特の光沢を生み出すグランフーエナメル。
ベゼルとケースバックはTZPハンターグリーンセラミックス製。
ケースサイズ:52.65㎜×34.40㎜×13.08㎜
ケース素材:TZPハンターグリーンセラミックスX18KRG
ムーブメント:Cal.CRMA1(自動巻き)
パワーリザーブ:約50時間
防水性:50m
価格:1,840万円(税別)
世界限定30本
「RM 07-03 オートマティック リチ」
ポップでキュートなボンボンコレクションは10種類で、それぞれ世界限定30本と生産本数も絶妙。
間違いなくお客さまの心をくすぐるモデルたちです。
文字盤にあしらわれたキャンディは、アクリルとラッカー塗料で手作業により色付けされ、表面にはクラッシュエナメルと砂時計用の砂を用いて砂糖をまぶしたようなシュガーエフェクトを施している。
ケースはカーボンTPT®とホワイトクオーツTPT®を組み合わせたカラーグラデーションで、ケーキのようなリューズも特徴。
ケースサイズ:45.32㎜×32.30㎜×11.93㎜
ケース素材:カーボンTPT®/ホワイトクオーツTPT®
ムーブメント:Cal.CRMA2(自動巻き)
パワーリザーブ:約50時間
防水性:50m
価格:1,420万円(税別)
世界限定30本
*表示価格は2019年4月1日現在の価格となります。
EVENT INFORMATION
リシャール・ミルが冠スポンサーを務め、2015年より開催されている「RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE」。
伝説のレーシングマシンが集結し、モータースポーツファンが熱狂する一大イベント。アフターパーティでは、リシャール氏を囲んでの集合写真も!
オーナーの皆さん、今年の予定が決まり次第ご連絡するそうです、お楽しみに!
SHOP INFORMATION
リシャール・ミル 大阪
住所:〒541-0057 大阪市中央区北久宝寺町3-6-1 本町南ガーデンシティ1階
電話:06-6210-1172
営業時間:11:00~19:00
定休日:毎週火曜日
http://www.richardmille.jp/
text by Keiichi Moritani
potographs by Kouki Saotome