東南アジアを中心に欧米などで部屋数を抑えた贅沢で小規模なリゾートを展開しているアマングループ。
国内に3軒あるホテルから、アマン京都を紹介する。
五山の送り火の大北山(大文字山)の「左大文字」から続く鷹峯三山麓に位置し、あの金閣寺まで徒歩圏内という立地。
一般的な見学コースなど市の中心部の喧騒から離れ、ひっそり古都を楽しむことができる。
洛北に広がるまるで森の庭にひっそりとたたずむ「アマン京都」は、伝統的な日本旅館を現代的に解釈した26室の客室からなるホテル。
「アマン東京」や「アマネム」を手がけたケリー・ヒル アーキテクツによる建物は、この自然の庭の繊細な美しさを損なわないように配慮されたミニマルな建物になっている。
宿泊棟やレストラン棟が敷地内に点在し、散策も楽しみながらゆったりとした時間を過ごしたい。
また、江戸時代の初期には、琳派の創設者である本阿弥光悦がこの地に居を構え、芸術村として栄えたことでも知られているだけに、アーティスティックな気分で、新たな発想もできるかもしれない。
仕事でいっぱいになった頭の中をリフレッシュさせるときにもおすすめだ。
客室は、日本旅館に受け継がれた伝統を踏襲しながらモダンに昇華させている。
すべての家具と照明は、「アマン京都」オリジナルデザインの特注だ。
食事も厳選された京都の旬の食材を使った日本料理や、洋食からアフタヌーンティー、京都のおばんざいスタイルの食事も楽しめる。
竹籠で提供される軽食なら屋外でピクニック体験もできるそう。
京都の四季を食材と景色で楽しめるというなかなかユニークなメニューだ。
この庭のオープンスペースでは、ヨガや瞑想などのエクササイズも体験できるというから、この空間だけで、京都の離れ座敷気分を楽しめるということになる。
プライベートな邸宅にいるように過ごせ、非日常のラグジュアリーを提供してくれる「アマン」。
また、ひとつ京都へ行く楽しみが増えた。