JLPGAツアー2020-21シーズン第29戦『宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』(賞金総額1億5,000万円、優勝賞金2,700万円)大会最終日が13日、青木瀬令奈が大会レコードの通算17アンダーで優勝した。
今大会は4日間大会で、初日5バーディ、4ボギー71、2日目6バーディ、1ボギー67,3日目は7バーディ、1ボギー66で、一気にトップと4打差で2位につけた。最終日は、5バーディ、ノーボギーの67をマークし、青木プロの持ち味である正確なショットが発揮され、最高のプレーでの優勝となった。
特に、3日目は23パットという驚異的なパット数で、最終組で迎えた最終日では、パーオン率100%という正確なショットをみせ、優勝に向かって虎視淡々とスコアを伸ばした。
最終18番、約50cmのウィニングパットを沈めて優勝をつかんだ青木プロは、「長かった。ホッとした。4年ぶりです。特に今年は不振が続いて、しんどい。やっと優勝することができました。」と目に涙を浮かべてコメントした。
レーシングドライバー松下信治選手からのアドバイス
2020年から日本女子プロゴルフ協会で選手会長にあたるプレーヤーズ委員長を務めた年に、コロナ禍で大会中止が相次ぎ大変な社会状況となり、一時は「引退」という言葉が頭の中に浮かんだ時期があったという。そんな中、先月同じ高級腕時計ブランドのリシャール・ミルと契約するレーシングドライバーの松下信治選手から「自分が今いる場所が行きたかったところ。そこから自分で降りることはない」とアドバイスを受け、生死を懸けて戦う仲間に背中を押された。リシャール・ミルではアンバサダーとは呼ばす、“ファミリー”という言葉で表現をしており、リシャール・ミルは、競技にかかわらず皆仲がいい。まさにファミリーの力を証明した青木プロの優勝となった。
今シーズンは、なかなか思うようなゴルフをすることが出来ず、苦しい展開となる大会が多かった青木プロでしたが苦難を乗り越え、2017年のヨネックスレディス以来4年ぶりとなるJLPGAツアー通算2勝目を果たした。
そして、8月19日からイギリスにて行われる海外メジャー「AIG女子オープン」の出場権も獲得し、次戦は、6月18日から行われるニチレイレディスに出場する。
今後の青木プロの活躍が期待される。
リシャールミルジャパン基金 チャレンジプロジェクト
現在のチャリティ-収益金3,560,000円
リシャール・ミルは、日本のファミリー達の活躍に応じて、寄付を行う「リシャールミルジャパン基金 チャレンジプロジェクト」を行っている。この発案者も青木プロが中心となり、ファミリー達と一緒に企画したプロジェクトだ。現在のチャリティ-収益金は3,300,000円となっている。
https://rmjapanfoundation.jp/familydonation/