2023年1月18日〜22日にフランス・パリで開催されたインテリアの祭典「パリ・デコオフ」で「ロロ・ピアーナ・インテリア」が新作を発表した。自然の創造物からインスピレーションを得てデザインされた最新のコレクションを紹介する。
ロロ・ピアーナの伝統と革新が息づく「ロロ・ピアーナ・インテリア」
最高品質の原材料を扱うイタリアのテキスタイルブランド「ロロ・ピアーナ」のインテリア部門である「ロロ・ピアーナ・インテリア」。2007年の設立以降、最高級の稀少な繊維を使用し、インテリア装飾用のファブリックやアクセサリーのほか、同ブランドのファブリックを張り地に使用した家具などを手掛けてきた。
繊維が持つ特性を最大限に生かし、一つひとつ丁寧につくられている同ブランドのファブリック。ユニークな織りや新たな質感を生み出すために独自開発された混紡(ブレンド)生地は、いずれも極上の肌触りを誇る。
繊維が持つ純粋な美しさを際立たせたモダンなコレクション
2023年に発表された最新コレクションは、自然の創造物がインスピレーション源になっているという。インテリアのレベルを高めているのは、繊維がもともと持つ特性だ。
不規則さが特徴のラフィアやジュートは壁紙にユニークな質感を添え、やわらかさが特徴のウールは包み込むような暖かさをもたらす。
また、新たに壁紙のラインナップに加わった日本のイグサは、部屋の湿度を一定に保ち、空気を浄化しながら心地よい香りを放つ。さらに、染料を一切使わず、繊維が持つ色や柄をそのまま生かしたファブリックも登場。カシミヤ山羊とニュージーランド産のダークメリノ羊のフリースから、細心の注意を払って紡がれた繊維は、世界に一つだけの自然な色調によって独自性を高めている。
同ブランドのディレクターを務めるフランチェスコ・ペルガモ氏は「私たちの伝統的なテキスタイルのノウハウ、高度な研究活動、サプライチェーンを実現する生産工程は、並外れた原材料をより優れたファブリックやアクセサリーに変えることを可能にしています。今回私たちは選ばれた繊維を独創的に解釈することで、モダンで都会的な精神を持つ洗練されたコレクションを開発したのです」と話す。
光沢のある鮮やかな色彩が、インテリアにエレガンスを添える
今回のコレクションでは、光沢のある鮮やかな色彩の生地が存在感を放つ。ひときわ目を引くのは、無地から柄物までさまざまな種類が取り揃えられたベルベットを使ったシリーズ。なかでもカシミヤのやわらかさと暖かさ、シルク特有の繊細な輝きを併せ持つ「グラン・サロン」は、同コレクションの主役となっている。
また、同コレクションのデザインテーマに掲げられたのは「幾何学模様」。ファブリックや壁紙には、20世紀半ばのファッションに見られるモチーフからインスピレーションを得たダイヤモンド柄やストライプ柄があしらわれている。イグサの特性を生かした幾何学模様も登場するなど、対称性がデザインの特徴として挙げられる。
自然が持つ純粋な美しさをインテリアから感じ取れる贅沢なコレクション。洗練されたファブリックやアクセサリー、家具はどんなインテリアにもエレガンスを添えてくれるはずだ。
「ロロ・ピアーナ銀座店」では、最新の生地コレクションを使ったアイテムを受注販売している。インテリアファブリックをまとった家具も展示されているので、ぜひ一度、足を運んでみてほしい。
ロロ・ピアーナ銀座店
東京都中央区銀座3-5-8
*詳細は下記まで直接お問い合わせください。
ロロ・ピアーナ ジャパン
Tel.03-5579-5182
https://jp.loropiana.com/ja/
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