東京エディション虎ノ門のカクテルバー「Gold Bar at EDITION」


(PH:9_Gold Bar at EDITION_Tokyo2_27)

東京エディション虎ノ門のシグネチャーカクテルバー

(PH:8_Gold Bar at EDITION2_26a)

2020年秋に日本上陸を果たした「エディション」は、マリオット・インターナショナルのラグジュアリーライフスタイルホテル。その1階エントランス脇に、シグネチャーカクテルバー「ゴールド バー アット エディション(Gold Bar at EDITION)」がオープンした。黒いファサードに溶け込んだ扉には看板がなく、秘密めいたスピークイージーのよう。中に入ると、広々とした空間は暖炉の上のアートをはじめとするさまざまなゴールドのデコレーションに彩られ、その輝きとやわらかな間接光がインティメートな空気を作り出している。独特の雰囲気はどこか海外のバーを彷彿とさせるが、そもそも「エディション」は1980年代にニューヨークで数々のデザインホテルをヒットさせたホテリエ、イアン・シュレーガーがプロデュースに携わるブランド。「東京エディション虎ノ門」の「ゴールド バー アット エディション」は、シュレーガーが得意とする社交場的な空間づくりの真髄が詰まったナイトスポットだ。金曜と土曜の夜はDJによる音楽が華やぎを添え、客席を盛り上げる。

(PH:GoldBar Aromatized Martini)

イメージソースはアメリカのカクテル黄金時代
「ゴールド バー アット エディション」で提供されるドリンクのインスピレーション源は、1860年代から禁酒法施行(1920年)まで続いたアメリカのカクテル黄金時代「ゴールデンエイジ」。バーテンディングが躍進的に進化した「ゴールデンエイジ」には、今日に至るまで人気の「サワー」「フィズ」「パンチ」「ジュレップ」などのスタイルが確立し、いわゆるクラシックカクテルと呼ばれる「マティーニ」「マンハッタン」「ダイキリ」などが誕生した。バー・ディレクターの齋藤秀幸が作ったドリンクメニューは、こうした時代のクラシックなスタイルのカクテルを中心に、「サワー」「フィズ」「パンチ」といったスタイル別にラインナップされている。ただしレシピは現代的に再構築されているものの方が多い。たとえば「芳醇なマティーニ」は、古典的なレシピを根本から覆し、リースリング(白ワイン)や熟成グラッパを加えて芳醇なアロマをまとわせた斬新なマティーニだ。また「ゴールド バー アット エディション」のカクテルの中には、日本のスピリッツや地元食材を活かしたものも豊富。たとえば「フィズ」スタイルの定番「麦と生姜」は、スモーキーな麦焼酎「山猿」をベースに、ブラッドオレンジリキュールとソーダを加え、さらにシトラス、生姜でアクセントを効かせた和テイストのカクテル。「麦と生姜」はノンアルコールバージョンで楽しむこともできる。「パンチ」スタイルの定番「日本的ペールエール」は、長野県産のシャルドネとパイナップル、IPA、ナツメグなどを使ったもので、ほのかなホップ香とフローラルな香り、そしてワインのようでありながらビールともカクテルともとれる味わいが特徴だ。もともと「パンチ」のルーツは、その昔イギリスの船乗りたちが船上のワインやビールを飲み干してしまい、残っていたスピリッツや砂糖、柑橘類、水とスパイスを合わせて作った人工的なワインだとされている。そのことをふまえれば、「日本的ペールエール」の複雑な味わいもパンチらしさだと納得できるだろう。一方、「パンチ」スタイルのカクテルの味わいは幅広く、ジンやエルダーフラワーリキュール、ココナッツウォーターなどを使った「ゴールドハウスパンチ」はキリッとした辛口。海外の「エディションホテル 」にはそれぞれの独自のパンチスタイルのシグネチャーカクテルが用意されているが、東京のシグネチャーである「ゴールドハウスパンチ」は、群を抜いてシャープな仕上がりだ。

(PH:GoldBar_Cutlet Sandwich with Wagyu Beef)

日本の最高級食材で作る、個性的なバーフード

カクテルと合わせて楽しみたいフードは、日本の最高級食材を使用したこだわりの逸品揃い。メニューは、地元 の人気の料理人が交代でレシピを考案するキュレーションスタイル。オープニングのメニューは東京・渋谷の人気居酒屋「なるきよ」のなるきよ氏 が担当している。人気の「季節野菜のスティック、もろみ味噌、ヴィーガンマヨネーズ」(2200円)は、旬の厳選野菜のスティックに、「なるきよ」御用達の鹿児島県産のもろ味噌と、豆乳とリンゴ酢をベースにしたヴィーガンマヨネーズを添えた逸品。その他のメニューの一例は「国産和牛フィレ肉のカツサンド、田楽味噌ソース」(9000円)、「タスマニアサーモンの白味噌漬け焼き、いくら、トリュフ」(2800円)、「本からすみのスパゲッティ、紫蘇、枝豆」(2000円)、など。デザートの「ゴールド バー チョコレート、黒ゴマ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、レモン」(3500円)は、豊富なセレクションのウイスキーやローカルジンとも抜群の相性だ。
「ゴールド バー アット エディション」は、ホテルの宿泊者はもちろん、宿泊以外のビジターも利用可能。ホテルが位置する神谷町トラストタワーは東京メトロ神谷町駅と直結しており、アクセスのよさも魅力的。東京のラグジュアリーな新名所で、クリエイティブなカクテルと美味を満喫したい。

Gold Bar at EDITION
ゴールド バーアット エディション
東京都港区虎ノ門4丁目1-1 東京エディション虎ノ門 1F
TEL. 03-5422-1630
営業時間:水~木17:00~24:00 、金・土・祝前日17:00~26:00
定休日:日曜日~火曜日
https://www.goldbaratedition.com

関連記事

  1. 世界でたった一つのグローブ・トロッター。

  2. 『パーク ハイアット 京都』にて、 酒造りの神様、農口尚彦氏とのコラボレーションディナー&…

  3. GLENMORANGIE

    森のアロマ香る限定ウイスキー『グレンモーレンジィ フォレスト』

  4. fendi

    フェンディ家の暮らしの美学が光るホームコレクション

  5. ミカフェートで、世界最高峰のコーヒーを。

  6. 海外三ツ星レストランでも使用されるハンドメイドワイングラス『フェニックス』日本初上陸。

  7. フェラーリのレストラン「イル・カヴァリーノ」がリニューアルオープン

  8. リシャール・ミルの新作は、甘く懐かしい時間に誘うタイムマシン?

  9. 世界初コーナーソファを生み出した「ロルフベンツ」

人気記事 PICK UP!

HOT TOPICS

おすすめ記事

  1. fendi 今年の雪山はFENDIのリュクスなウェアで
  2. 「ABCDEFGucci」で自分だけのニットを。
  3. 四川料理の名門グループからカウンターの一軒『竹韻飄香』がデビュー
  4. 再生医療から人間ドックまで ペニンシュラ東京にある会員制クリニック
  5. setsuniseko ニセコにオープンした新たなラグジュアリーホテル「雪ニセコ」
  6. 「PROUD LIBERICA COFFEE SYRUP」でおいしく楽しく社会貢…
  7. kanolly ヤザワミート監修、一日一組限定のリゾート「KANOLLY Resorts HAK…
  8. 鈴鹿サウンドオブエンジンで、リシャール・ミルの新作発表!
  9. FLEXFORMのエレガントな「アトランテ デイベッド」で 心と身体が安らぐ至福…
  10. 2億円超!? モンブランのスペシャルな筆記具が一堂に会します
PAGE TOP