ホリデーシーズン、ギフトシーズンに向けて、腕時計も新作の発表が相次いでいる。
リシャール・ミルからは、2007年に発表されてから不滅の人気を誇るRM 011の定番モデルからマンチーニモデル第2弾が登場する。
「アズーリ」とも呼ばれるイタリアのサッカーナショナルチームの監督であるロベルト・マンチーニは、2013年よりリシャール・ミルのパートナーだ。
2013年発売のRM 11-01ロベルト・マンチーニは、マンチーニ監督とリシャール・ミルが交わした議論から生まれたモデルだ。
監督が現場で直面する問題といえば、試合時間の残り時間はあとどれくらいあるか知ること。
この時間というのは、サッカーにおいて戦略的なリソースであり、ストレスの要因にもなるもの。
そのため、試合結果を左右しかねない。
特に、スコアボードの時間表示が停止したアディショナルタイムの間は、不安や緊張感が高まり、必然的に戦術にも影響を及ぼすからだ。
試合を見ているほうもハラハラドキドキする時間ではあるが、プレイヤーや監督は、その何十倍、何百倍もの緊張感があるだろう。
ハーフタイム、アディショナルタイム、延長戦の時間を計測できる特別な文字盤を備えた機械式ウォッチの必然性は明らかだったが、フライバッククロノグラフを採用した表示を組み合わせることで、コートにおける時間を完全に把握できるように作られたモデルだ。2013年に発表されたRM 11-01を特徴づける創意工夫はそのままに、RM 11-04にはリューズの新しいライン、可変慣性モーメントローター、そして波立つ模様のカーボンTPTR製ケースに見られるように、リシャール・ミルの最新スタイルコードが盛り込まれている。
イタリア国旗「トリコローレ」のカラー、そしてサッカーナショナルチーム「アズーリ」公式シンボルカラーの青の色調がウォッチの背景に採用されている。
またフライバッククロノグラフとアニュアルカレンダーを駆動する自動巻きキャリバーを囲むとともに、ベゼル、リューズ、プッシュボタンキャップ、そしてチタン製フォールディングバックルを備えたラバーストラップが彩りを添える。
グレード5チタン製キャリバーRMAC3を搭載したこの新しいケースは、他に類を見ない全く新しいものとなっている。
このフライバッククロノグラフ装置は、サッカーの試合用に設計されている。
ダイヤルに、それぞれ45分の前半と後半、および最大15分の延長時間に基づいた試合時間が表示される。
4時位置にあるプッシュボタンを押すと、フライバック機能が作動し、針が12時位置に戻り、後半戦スタートへの準備が整う。
アディショナルタイムに突入する場合は、フライバック機能を再作動させると、延長戦15分と最長5分のロスタイムが表示できのだ。
試合中の監督にとって、ナーバスで緊張感のある時間のストレスを軽減してくれる。
観戦する我々も違った目線で楽しめそうで、サッカー好きにはたまらないモデルだ。
サッカーファンでなくても、アイコニックなモデルの新たなスタイルコードは、不滅の人気を誇るモデルの新作だけに、リシャール・ミルのファンにはたまらない1本であることに間違いない。
RM 11-04 オートマティックフライバッククロノグラフロベルト・マンチーニ
予定価格 22000000円
リシャール・ミル
http://www.richardmille.jp/