自宅のリビングエリアを庭やバルコニーへと広げて
若葉の緑が日に日に色濃くなり、明るい陽光に溢れる今日この頃。心はバカンスへと誘われるが、STAY HOMEが続く中、なかなか思うように出かけることができない。それでもこの美しい季節を堪能したいと思うのは、人間の生まれ持った本能なのだろう。そこで自宅のバルコニーや庭で過ごす時間を、これまで以上に増やしてみてはいかがだろう。家で過ごす時間がこれほどに豊かであったことに、改めて気づかされるはずだ。
その際、鍵となるのが椅子。リビングエリアを外にまで広げて、庭先やバルコニーに置く椅子が美しくも心地良いと、それだけで気分は上がる。愛着が持てる椅子は、昼下がりを共に過ごす良い友となるだろう。De Padova社の「SUNDANCE」は、そうしたアウトドアチェアの選択肢の一つに相応しい。イタリアの名門ブランドらしい、モダンなエレガンスが魅力だ。
▲ミラノ出身の建築家Paolo Golinelliがデザインを手がけたフォールディングチェア「SUNDANCE」
イタリアの名門インテリアブランドDe Padovaの洗練
DePadova社は、MaddallenaとFernando Depadova夫妻が1956年に創業した。オープンしたショールームで、夫妻は当時のイタリアにはなかった北欧やアメリカなどから輸入した家具とオブジェを扱う。そのセンスは、上流階級の暮らしをがらりと変えてしまうほどに斬新で洗練されたものだったという。のちにMagistrettiやCastiglioniなど優れたデザイナーとの友情関係を通じて製品の開発を始めたDePadovaは、家具メーカーへと発展。独自の審美眼とセンスで、イタリアのモダンデザインをリードした。Maddalena夫人は、“the lady of Italian design ”と呼ばれて数々の賞を受賞し、ミラノのマダムを代表する存在にまでなった人物だ。
今日も、タイムレスで洗練されたDePadovaスタイルは確実に受け継がれている。現在ミラノの中心地に所在する11,000mもの広さを誇るショールームには、DePadovaの世界観を体感しようと世界中から建築家やインテリアデザイナーたちが訪れる。
「SUNDANCE」チェアも、そうしたDePadovaスタイルのDNAを受け継ぐ。構築的でスタイリッシュでありながらエレガントな佇まいに、ミラノを本拠地とするDePadovaのセンスが隅々にまで宿る。デザインを手がけたのはミラノ出身の建築家兼デザイナー、Paolo Golinelliだ。
フレームはナチュラル塗装仕上げのチーク材。直線的な構造に対してアームの曲線が美しい。
ステンレススティール製のヒンジもデザインの一部となりスタイリッシュだ。
「SUNDANCE」の名のごとく、自宅の庭で太陽と戯れる至福
デザインの美しさに加えて嬉しいのが、折り畳んで持ち運びができる手軽さ。庭やバルコニーの好きな場所へと、椅子を抱えて楽に移動することができる。また刻々と変わる頭上の太陽の位置に合わせて、座る場所を気軽に変えられるのだ。色はホワイトとブラックが揃う。
▲SUNDANCE サンダンス フォールディングチェア/157,300円(税込)
お気に入りの椅子と共に陽の光と戯れる楽しさは、まさに「SUNDANCE」そのもの。太陽のもとで風を感じつつワインを片手に本を読んだり、頭上の空を流れゆく雲を眺めながらただ無心になって寛いだり。時にPCを広げて仕事をしても、フレッシュな気分で効率が上がるはず。「SUNDANCE」と共に過ごす至福に目覚めると、太陽を求めて屋外で過ごすイタリアの人々の気分もわかるかもしれない。
問い合わせ先:エ インテリアズ | ボッフィデパドヴァ東京
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