Finalからダイヤモンド振動板を用いた超低歪のフラッグシップイヤホン「A10000」登場


Finalから「トゥルーダイヤモンド振動板」を搭載し“超低歪ドライバーユニット”を実現した、新フラッグシップイヤホン「A10000」が現在予約受付中、2025年6月下旬から発売予定だ。

振動板にトゥルーダイヤモンドを採用


振動板には新たに「トゥルーダイヤモンド」を採用。
ダイヤモンドは、物性として音速や硬度に優れ、振動板に非常に適した素材であり、特に曲げ剛性には優れていて、“超低歪ドライバーユニット”の実現に大きく貢献している。
「トゥルーダイヤモンド」の振動板は、シリコン上にダイヤモンドを結晶化させた後、シリコンだけを溶かすことでダイヤモンド箔を製造して生み出される。
ドライバーユニットのエッジには、特殊ポリウレタンを採用することで、軽量かつ高い弾性・伸縮性を兼ね備え、動きやすいだけでなく、不要な共振を防ぐことを可能としている。
貼り合わせには、圧空成形と金型による熱成形を組み合わせて分子間結合させる独自の特殊成形技術を開発。接着剤を使用しないことで、振動板とエッジ間の接着剤の塗布量の差による個体差の問題を解決している。

新設計のボイスコイルにはボビン付きコイルを採用


出力された音声電気信号を物理振動に変換するボイスコイルも新たに設計を見直し、ボビン付きコイルを採用。高い導電性を実現し、接着剤の塗布量による重量のバラツキや偏りを防いでいる。

超低歪ドライバーユニットにより一音一音が際立つ


トゥルーダイヤモンド振動版の採用や、製造技術を開発することで新しく生み出されたドライバーユニットは、100Hz以下の帯域では従来モデルと比べて100分の1以下という驚くべき歪み率を実現している。
超低域の歪みを軽減し、かつ超低域の振幅周波数特性を改善したため、これまで経験したことのないほど低域の再現性が向上するだけでなく、トランジェントの良い繊細で華やかな中高域への被りも軽減している。
膨大な音楽情報を圧倒的な解像度で再現し、その帯域においても驚くべき分離感を両立。歪みを全く感じさせないため、一音一音が際立って耳に届く。

コート・ド・ジュネーブを施したステンレス切削筐体


筐体には高級時計のムーブメントに採用されることが多い「コート・ド・ジュネーブ」という波状の精密切削加工が施されている。美観的な要素だけではなく、研磨仕上と比べ切削面がそのまま仕上寸法となるために精度に狂いが少ないのも特徴だ。

長期使用を想定した構造


筐体の組み立てとドライバーユニットの取り付けに接着剤を使用せず、設計難度の高いネジ止めを採用。それによって長期的な修理を可能としている。また、ネジの締結力によって各部品は強固に支えられており不要な共振も抑制している。

接触面積の少ない優れた装着感


イヤホンの装着感は、圧迫感で決まる。人間工学を謳い有機的な形状を選択するなど、シリコンの反発力で保持する方法は一見正しく見えるものの、常に耳に力がかかり、気付かない内に耳へ負担をかけ、疲労が蓄積することとなる。
大きな面で耳に接する形状ではなく、接触面積を限定する形状により、圧迫感の無い装着感を目指しているため、多くの人の耳に適合する造りだ。
接する点全てに圧迫感が無いことで、イヤホンの装着感を快適なものに感じられ、まるでカスタマイズイヤホンであるかのような優れた装着感となっている。

高精度自社製MMCXコネクター採用ePTFEシルバーコートケーブル


ケーブルももちろん専用設計された特別仕様のものだ。潤工社との共同開発された専用ケーブルで線材にはシルバーコートOFC線を、絶縁被膜には従来のPFA(フッ素ポリマー)よりもさらに低い誘電率を誇るePTFE(発泡テフロン™)が採用されている。
MMCXコネクターも従来の自社開発品の信頼性をさらに高めた高精度なものへと設計変更されている。

A10000スペック

筐体 : ステンレス
ドライバー : ダイナミック型(ダイヤモンド振動板)
コネクター : MMCX
ケーブル : ePTFE被膜シルバーコートケーブル
感度 : 99dB/mW
インピーダンス : 13Ω
質量 : 63g
コード長 : 1.2m
付属品 : キャリーケース、イヤーピース(FUSION-G 5サイズ、TYPE E 各5サイズ)
     イヤーピースケース、MMCX ASSIST、メンテナンスツール、
     ダストフィルター、シリコンシート、筐体保護テープ

【公式サイト(予約受付)】 https://final-inc.com/products/a10000-jp

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