「Made in Japan」の極上キャビアをご存じだろうか? 日本の繊細な感性と優れた技術の融合から生まれた最高品質のクラフトキャビア「1983 J.CAVIAR(ジャパンキャビア)」。熟練の精緻な製造プロセスからつくられる純国産の味わいは、今日、国内外の美食家や料理人を魅了する。
遡ること40年前の1983年。この年、キャビアの本場であるロシアから日本政府へ贈られたチョウザメが、宮崎県水産試験場に導入された。この出来事が「1983 J.CAVIAR」のきっかけとなり、以来並々ならぬ努力と試行錯誤を重ねて、2013年に日本初のクラフトキャビア誕生へと結実。世界が認めるクラフトキャビアが生まれるまでに、実に30年にも及ぶ歳月が捧げられたというのだから、その情熱と献身のほどが伺い知れるだろう。「1983」をブランド名に冠するのは、1983年を「日本のキャビア元年」と位置付けているからだ。
国産クラフトキャビアの最高峰
「1983 J.CAVIAR」の最大の魅力は、同ブランドを生んだジャパンキャビア社が国内で初めて提唱した「クラフトキャビア」というコンセプト。これは、キャビアマイスターの繊細な手作業と、高度な技術によって生み出される純国産熟成フレッシュキャビアのことを指す。
宮崎県の清らかな伏流水と健康的な飼料でチョウザメを育て、不純物を丁寧に取り除きながら採卵した魚卵は、少量の岩塩のみを加えた後に、特別な“ベッド”で熟成させる。この熟成がポイントで、キャビアは熟成させるほどにアミノ酸が増え、旨みとコクが深まるのだ。「深く眠らせる」、つまり長期にわたって熟成させることで、ねっとりとした粘りとツヤ、一粒一粒の輝きが生まれる。
驚くことにジャパンキャビアでは、採卵する一匹ごとに卵の味を熟練のキャビアマイスターが自らの舌で判断し、それぞれの熟成期間を決めるという。さらに独自の繊細な熟成技術により、眠りについたキャビアを起こすことなく、数ヵ月にわたってテイスティングを繰り返す。そうして熟成のピークを見極めることで、コクと旨みが凝縮した、濃厚でクリーミーなキャビアをつくることに成功した。
また輸入キャビアの多くは、保存期間を長く保つための防腐剤使用、あるいは低温殺菌、5~8%の高塩分処理などがなされており、キャビア本来の味わいが失われてしまうという。ジャパンキャビアでは、そうした防腐剤や保存料などの添加物を一切使っていない。こだわり抜いた岩塩のみで味付けして熟成を行い、最高の旨味に達した時点で急速冷凍保存をかけて熟成をストップし、一番美味しい状態のキャビアを提供できるようにしている。そのための衛生管理も最高レベルで、ジャパンキャビアが誇るこうした徹底した製造プロセスが、最高品質のキャビアを生んでいるのだ。
塩分を極限まで控えているため、キャビア本来の純粋な旨味を繊細に味わうことができる一粒一粒は、まさに輝く宝石のようで、そこには職人の真摯な技と熱意が込められている。
国際的な評価の高まり
国産初の本格熟成キャビア「宮崎キャビア1983」が世に送り出されたのは、研究開始からちょうど30年を経た2013年のこと。3年後には、G7伊勢志摩サミットにおいて海外のVIPをもてなす晩餐会で採用された。この成功が、世界の美食を知り尽くす舌にも高く評価される証に。以来、ニューヨーク、ラスベガス、香港などでも採用の輪が広がり、国内外の美食家が集うテーブルの皿の上に洗練された味わいとエレガンスをもたらしている。先のG7広島サミットでも、同社のキャビアが採用されたことは記憶に新しい。
2021年には、世界に通用するオシェトラキャビアの安定生産を成し遂げ、新ブランド「1983 J.CAVIAR」が誕生。国際的な評価はさらに高まり、躍進が止まらない。
ここに紹介する「1983 J.CAVIAR OSSETRA ROYAL」は、国産オシェトラの中でも特別に選別された最上級のキャビア。ロシアチョウザメの大粒フレッシュキャビアの中からキャビアマイスターが厳選し、匠の技によって6ヵ月以上の長期熟成を行ったジャパンキャビアの最高峰として君臨する。ベルーガに次ぐランクで世界的にも評価が高いオシェトラは、国産キャビアとしては⾮常に珍しい。
1983 J.CAVIAR OSSETRA ROYAL 25,920円
ダークグレーブラウンからダークグリーンの色調に輝くオシェトラキャビアは、心地良い海の香り、上質な甘みと深いコク、そしてヘーゼルナッツのような余韻を口溶けの良い食感とともに堪能することができる。
日本の食文化との融合
さらに独自性を追求するなか、ジャパンキャビアは新たな次元のキャビアを創造。日本有数の名店とのコラボレーションを重ねて、日本の伝統的な食材や調味料を取り入れた「和キャビア」を生み出した。
1983 J.CAVIAR BAERII UMAMI 12,960円
「1983 J.CAVIAR BAERII UMAMI」はシベリアチョウザメ(バエリ)キャビアを昆布、醤油、岩塩で味付けして熟成させた逸品。適度な粒感を保ちながらねっとりと、⼝溶けの良いバエリの特徴はそのままに、キャビア本来のコクと昆布・醤油の旨味が熟成によって調和する極上和⾵キャビアだ。和食や日本酒とも抜群に相性が良く、ワサビを少々加えると旨味がさらに引き立つ。卵がけご飯に添えれば食卓の贅沢な一品となり、思わず笑みがこぼれるだろう。
クラフトキャビアの世界に新たな境地と多様性をもたらし、独自の存在感を放つ日本発「1983 J.CAVIAR」。日本的な感性と技術が融合した製造へのこだわりは、これからも最高品質のキャビアを極めていく。世界中の美食家や料理人に、新たなインスピレーションをもたらしている「1983 J.CAVIAR」。その純然たる味わいを、一度堪能してみてはいかがだろう。友人へのギフトとしても喜ばれること必至だ。
「1983 J.CAVIAR」
https://www.japancaviar.jp/