AR技術を活用し「ウラカンEVO RWD スパイダー」を発表!
自宅にいながらウラカンを堪能
ランボルギーニが、自動車業界初となるAR(拡張現実)を活用した新作発表会を行い、最新モデル「Huracán EVO Rear-Wheel Drive Spyder (ウラカンEVO RWDスパイダー)」を発表した。
世界的な危機とソーシャルディスタンスの中、ARを使った全く新しい新車発表会を行ったことで、ランボルギーニが誇るイノベーションの精神に終わりはないことを示した。
アップルのAR Quick Lookを使用して、最新のV10スーパースポーツカーを世界中のランボルギーニファンのもとに直接届けた。
iPhoneまたはiPadでランボルギーニのウェブサイトを開き「拡張現実で見る」をタップするだけで、最新のオープントップモデルを、自宅に浮かび上がらせることが出来る。
また、車体を指で回転させたり、拡大することもでき、自宅に居ながら隅々まで堪能出来る。まるで本物のように高いレベルで再現された車を撮影することも可能だ。
尚、この革新的な機能は近日中にランボルギーニの全モデルに導入される予定だ。
アウトモビリ・ランボルギーニCEOのステファノ・ドメニカリ氏は次のようにコメント。
「ビジネスが大きな課題に直面している時期でありながら、ランボルギーニは今回も、コミュニケーションの新しい形を追求するイノベーションを打ち出しています。
この世界的な危機の間にも新しいテクノロジーはさらなる加速を見せました。そしてランボルギーニは刺激的な新しい可能性を生み出そうとしています。
このアップルのAR技術により、世界中の何億というAR対応デバイス上で、自宅にいながらランボルギーニを楽しむことができるようになります。」
後輪駆動と特別にチューニングされたP-TCS(パフォーマンス・トラクション・コントロール・システム)を搭載
「ウラカンEVO RWD スパイダー」のシャープで完璧に洗練されたシルエットには、アルミとカーボンファイバーでできた軽量ハイブリッドシャシーにアルミと熱可塑性樹脂でできたボディを搭載。
自然吸気V型10気筒エンジンを搭載し、クーペと同じ610hp/8000rpm、その乾燥重量は1509kgに抑えられ、時速0-100km/hまでわずか3.5秒で加速し、最高速度は324km/hとなる。
特別にチューニングされたトラクション・コントロール・システムは、鋭いコーナーリングやドリフト後の立て直しにおける安定したトルクと確実なトラクションを提供し、あらゆるコンディションでアドレナリンを刺激するパフォーマンスを実現するようにデザインされている。
特にルーフを閉めた状態では、走行中のスロットルに反応するV10エンジンのサウンドにより、ドライバーの感覚がさらに研ぎ澄まされるだろう。
ステアリングに設置された「ANIMA」ボタンを押すと、ドライブモードをドライバー好みに調整できる。
「STRADA」は、後輪の滑りを最小限に抑え、接着性の低い路面でのトルクをより積極的に管理することにより、あらゆるコンディションで安定性と安全性を提供してくれる。
「SPORT」では、オーバーステアの角度が急速に増したときに、トルクを制限して車両の安定性とコントロールを得ながら、加速中に後輪を滑らせるドリフトの楽しみを味わえる。
「CORSA」では、ハイパフォーマンスな状態でコーナーを出る際のトラクションと敏捷性を最適化し、ダイナミクスとスピードを最大化する。
V10エンジンを搭載したランボルギーニのパワフルなデザインを継承しながらも、フロントとリアに新しい特徴を取り入れ、 シリーズの他のモデルとは明らかに異なる印象だ。
フロントエアインテークの大きく縁どられた中にある、新しいフロントスプリッターとバーティカルフィンが特徴的なハイグロスペイントのリアバンパーには、独自の新しいディフューザーが組み込まれている。
ボディカラーのオプションは豊富で、ソフトトップは後輪駆動のボディラインとカラーオプションを引き立たせてくれるだけでなく、ルーフの開閉状態にかかわらず、コックピット内での会話やエンターテインメントを楽しめる静かさを提供してくれる。
ソフトトップが開いている、または閉まっている状態でもリアパワーウィンドウの操作が可能。
軽量設計のソフトトップは、走行中でも50km/h以下なら、リアフードの下に17秒以内に格納できる。
リアウィンドウは閉めると風よけとして機能し、開けるとV10エンジン独自のサウンドを際立たせる。
2枚の取り外し可能なウィンドシールドが横からの空力騒音を抑えるため、高速走行中も車内での会話が可能である。
コンソール中央にある8.4インチのタッチパネルを使えば、車の機能をコントロールできると同時に、通話やインターネット、アップルカープレイとの接続もまとめて可能だ。販売は2020年夏以降を予定している。
日本での価格は、税別26,539,635円。
新車発表会でまだ誰も実物に触れていない仮想世界からのニューモデル、最初にそのリアルな衝撃に触れるのは誰になるのか。