106年の歴史を誇る英国のラグジュアリー・ブランド
アストンマーティンから初のSUVが登場した。
正式発表前から、かなり話題になっていたからご存知の人も多いだろう。
それが、アストンマーティンDBXだ。
DBXは、ウェールズのセント・アサンに建設されたアストンマーティンの専用施設で生産される予定で、この分野で珍しいSUV専用の新しいプラットフォームをベースにしているそうだ。
このニューモデル、まったく白紙の状態から開発がスタートし、すべての部門が協力し、驚くべき製品が誕生した。
スポーツカーの開発を通して改良を重ねてきた接着アルミニウム構造の技術を活用して、きわめて軽量で堅牢なDBX専用ボディを設計。
開発当初から、最大限のキャビンスペースを確保することを目標に掲げ設計され、前席および後席に、広々とした空間を生み出している。
その一方で、新しいプラットフォームによる優れた剛性により、DBXは、オンロードとオフロードの両方で優れた性能を発揮してくれる。
DBXには、DB11およびVantageにも搭載されている4リッター・ツインターボV8エンジンの最新バージョンが搭載されている。
最高出力は550PS、最大トルクは700Nmで、このモデルの特定のニーズに合わせて慎重にチューニングされている。
このパワーとトルクを路面に伝達するのは、
9速トルクコンバーター・オートマチック・トランスミッションで、アクティブ・セントラル・ディファレンシャルと、エレクトリック・リア・リミテッドスリップ・ディファレンシャル(eデフ)を備えた4輪駆動システムに合わせて調整されている。
SUVではあるが、スポーツカーのようなフィールとレスポンスを実現するようにチューニングされた専用のステアリング・システムと組み合わせることで、
DBXはどのような条件でも圧倒的なコントロール性をもたらしてくれるというわけだ。
あらゆるディテールに至るまで、アストンマーティン・ブランドの女性諮問委員会、ディーラーからのフィードバック、世界中で開催される様々なプライベート・フォーカス・グループの意見が反映されているらしい。
インテリアの設計だけでなく、提供されたガイダンスは、DBXの全体的なデザインにも反映され、成功のカギになっている。
デザインのハイライトとしては、エレガントなブリッジタイプのセンター・コンソールがあげられる。
このコンソール、下部の収納スペースと美しい造形を特徴とし、これによってドライバーは、貴重品を助手席に置いたり、汚れたフロアに置いたりすることなく、すぐ手が届く場所に収納できる。
これは、スマートでいい。
DBXのエクステリアは、アストンマーティン・スポーツカーのエレガンスをSUVの世界に取り入れて、インテリアと同じように細部に至るまで、徹底的にデザインが練りこまれている。
フロントエンドの象徴的な「DB」グリルから、彫刻的な局面を描くサイドパネル、フィーチャー・ライン、Vantageからインスピレーションを得たフリップ付きのテールゲートに至るまで、DBXのエクステリアデザインは、一目でそれがアストンマーティンのクルマであることがわかる。
また、設計のプロセスで重要な空力デザインは、乗客の快適性においても、重要な役割を果たしている。
コンピューターによる空力音響技術を使用している数少ない企業の一つとして、アストンマーティンのエンジニアは、キャビンのノイズレベルを最小限に抑えることに成功している。
スポーツカーのような走りを楽しめる4輪駆動を備えたDBX。
ドライビングだけでなく、後席でくつろぐことも楽しくなりそうだ。
アストンマーティンDBX
英国 15万8000ポンド
ドイツ 19万3500ユーロ
米国 18万9000ドル
日本 2299万5000円
アストンマーティン
https://www.astonmartin.com/ja