阿寒摩周国立公園内に誕生した1日1組限定の宿「TAPKOP」

tapkop

北海道の東に位置する弟子屈(てしかが)町に〈自然が隣人である暮らし〉をコンセプトにした宿「TAPKOP(タップコップ)」がオープンしました。道東の豊かな自然に囲まれ、誰にも邪魔されない静寂の宿は一日一組限定。慌ただしい都会では決して手にすることができない、自分や大切な人とじっくり向き合える贅沢な時間を提供します。

tapkop

見渡す限りの大自然を一人占めできる贅沢なヴィラ

「TAPKOP」という名はアイヌ語の「こんもり盛り上がったような丘」という言葉に由来しています。阿寒摩周国立公園内の丸山という小さな丘の中腹に位置し、正面には「オプタテシュケ」という、アイヌ神話にも登場する山を望む景色が広がります。施設の背後には屈斜路湖が控えており、敷地内にある摩周火山の火山灰を使用してつくられた散策路は釧路川の源流に行き着きます。施設面積266㎡、敷地面積は30,055㎡を誇り、見渡す限りの大自然という贅沢な空間となっています。

tapkop

屈斜路湖は国内最大のカルデラ湖で、湖内には中島があり、特徴的な風景を作り出します。冬場は前面が氷に覆われ、幻想的な雰囲気に。全面結氷する湖としては日本一の大きさです。氷結した湖は、周囲のカルデラ全体がスピーカーのようになり、不思議な音を奏でます。日中と夜の温度差で氷が収縮・膨張を繰り返すと、道のように盛り上がり、氷丘脈という御神渡り現象が生まれ壮観な景色が広がります。水源の8割が湧き水なので透明度が高く、冬にはシベリアから白鳥が飛来し、夏はカヌーやSUPなどのウォータースポーツを楽しむこともできる土地です。

tapkop

 

tapkop

外気浴と水風呂が気持ち良い完全プライベート空間

宿泊するヴィラはシンプルながら洗練されたデザインで、リビング、キッチン、寝室、バスルームとジムがすべて1階にあり、コーナーに設けられた大きな開口部と吹き抜けが気持ちの良い空間になっています。リビングには暖炉があり、ウッドデッキでは焚き火を楽しみながら、満天の星空を眺めることができます。

tapkop

tapkop

また浴室は、室内のバスタブに加え、サウナに水風呂、そしてテラスには見た目にも楽しい樽風呂が配され、英気を養うにはもってこい。雪のなかに佇む針葉樹の色合いをイメージしており、静かで仄暗い空間から窓の外を見ると、目の前には森の静寂が漂い、まるで森と一体になったかのような感覚を味わうことができます。

tapkop

tapkop

サウナの内装には、木肌が柔らかく耐久性に優れ、心地よい香りが特徴的なレッドシダーを使用し、アイヌ民族の方が制作されたオブジェが飾られています。水風呂は釧路源流のミネラル豊富な湧き水をかけ流しており、心地よい水の音がリラックスをうながします。外気浴を行えるウッドデッキのテラスも完備し、サウナ好きも納得のクオリティに。テラスには佐賀県で作られた味噌樽を配し、露天風呂として活用しています。屋内の休憩室には、自家製のデトックスウォーターやサウナドリンクのオロポなども用意され、何時間も過ごせてしまいそうな気持ちの良い空間となっています。

tapkop

tapkop

専属シェフが作る北海道の食材を活かした滋味に富んだモダンチャイニーズ

 夕食は隣接するレストラン棟で、モダンチャイニーズのコース料理をいただきます。北海道の食材を活かし、伝統的な広東料理とオリジナリティーを融合させた優しい中華料理に仕上げ、大自然を感じられるモダンな食事を創出。中国料理の伝統技法を用いながら、現代的な味や盛り付けにすることで、ナチュールワインにも合う軽やかで健康的かつ満足度も高いディナーになっています。また、レストラン棟が別になっているので、夕食の準備などでスタッフの方が出入りすることもなくヴィラ内ではひと目を気にせず過ごせるのもうれしいところ。

tapkop

tapkop

朝食は北海道産の四季折々の素材をメインに、シンプルかつ丁寧に仕上げたメニューを提供。囲炉裏を使った焼き魚なども楽しめます。

tapkop

チェックインはカヌーで川からアプローチ

「TAPKOP」ではオプションで特別なチェックインをすることができます。車を預け、施設にたどり着く前に、屈斜路湖からカヌーに乗り、釧路川源流を降り、TAPKOP の敷地へと向かいます。敷地内にたどり着く と、2頭の馬が待っており、馬で坂道を登っていくと、森の中にヴィラが現れるというドラマティックなチェックインです。TAPKOP では、このようなカヌーと乗馬を組み合わせたチェックインを始め、広大な敷地を活かした、ここでしかできない体験を準備しています。

tapkop

tapkop

TAPKOPでの過ごし方

 「TAPKOP」では何かをしなければいけないということはありません。ただ小鳥の声に耳を傾け、芝生に寝転び、暖炉の火を眺める。そういった何もしない時間こそが、都会の生活では足りていない時間です。周辺を散策したり、サウナに入ったりしていると時間はあっという間に過ぎてしまうでしょう。もちろんジムもありますし、プロジェクターもあるので、いつものルーティーンを守ることも可能です。ですが、気持ちを切り替え、心を整えるために、一度ただ自然の中に身をおいてみるという体験をするのも必要なのではないでしょうか。四季を通して様々な植物が織りなす景観は、何度訪れても決して飽きることはありませんし、時には、動物たちが立ち寄ってくれることもあるでしょう。普段向き合うことのできない感情と対峙し、人生を見つめ直す。「TAPKOP」はまさにそんな心のリセットにうってつけなのです。

tapkop

「TAPKOP」
所在地:北海道川上郡弟子屈町字屈斜路181
女満別空港もしくは中標津空港から車で 約1時間、釧路空港から車で約1時間半
宿泊料金:¥200,000+税〜(2名分夕朝食付き、1泊2日)
※基本定員2名。2023年5月以降は、4名様まで宿泊可能
※お子様がいらっしゃる場合は要相談
TEL:050-3174-7355
MAIL:tapkop@kussharo.co.jp
https://tapkop.com/

関連記事

  1. trunkyoyogi

    代々木公園を見渡すルーフトッププールも―TRUNK(HOTEL) YOYOGI PARKがオープン

  2. ホテルオークラ京都 岡崎別邸 僅か4日のみの山科伯爵邸 源鳳院貸切ランチプランを販売

  3. ラペルラ×セントレジスによる究極のラグジュアリーコラボ。紳士から淑女へ、まさにうってつけの贈り物!

  4. ラグジュアリー・ステイショナリー MAISON AGRY(メゾン・アグリ)

  5. プライベートジェットで瀬戸内に浮かぶ宿、guntûへ

  6. 世界初の“オフィシャル・シャンパン・ホテル”「Cuvée J2 Hôtel Osaka By 温故知…

  7. 三井総領家の記憶と京都の伝統を継承したラグジュアリーホテル

  8. eaufeu

    石川県の里山の魅力をフレンチで表現。「オーベルジュ オーフ」が注目される理由。

  9. アマン京都の一棟貸しパビリオンでプライベートディナーを

人気記事 PICK UP!

HOT TOPICS

おすすめ記事

  1. 「クリストフル」の特別なカトラリーセット遂に7作目が完成!
  2. 「バング&オルフセン」の Beovision Harmonyに待望の8…
  3. 世界でたったひとりのために作られた特別なフェラーリ「BR20」
  4. 非日常のラグジュアリーを提供してくれる「アマン京都」
  5. 三ツ星シェフをを唸らせたAtsushi Hataeのスイーツ。
  6. 最上級のラグジュアリー空間「アマン」で体験する日本の秋
  7. 最新コンセプトのショールーム、「ロールス・ロイス・モーター・カーズ横浜」がオープ…
  8. 日本茶の最高峰「八女伝統本玉露」のボトリングティー
  9. リシャール・ミルと海洋スポーツの意外なコネクション
  10. 奥日光の雄大な自然に抱かれるラグジュアリーホテル ザ・リッツ・カールトン日光へ
PAGE TOP