イギリスを代表するラグジュアリー・ホテル、ザ・ドーチェスターが大改装第1フェーズを完了!

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世界各国に9つのホテルを有するドーチェスター・コレクション。その中でもロンドンのザ・ドーチェスターは、1931年の創業以来、英国王室はもちろんのことハリウッドスターや各国のセレブリティらを数多く迎えてきた、世界最高峰クラスのラグジュアリー・ホテルだ。ロンドンの中心であり、高級エリアとして知られるメイフェアに位置し、アイコン的存在として親しまれるホテルでもあります。今年1月より著名な建築デザイナーらを起用した大規模な改装工事をスタートさせ、世界中の注目を集めていましたが、その第1フェーズが12月半ば及び年明け1月に完了します。

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ピエール=イヴ・ロション氏の手による居心地のいい安らげるゲストルーム

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ホテルエントランスとゲストルームとスイート、そしてダイニングルーム『ザ・プロムナード』の改装を手掛けたのは、国際的インテリアデザイナーのピエール=イヴ・ロション氏。日本では銀座の高級レストラン『ロオジエ』の内装を手がけ、今年に入ってからはラリックとコラボレートして発表された新作照明が話題となるなど、常に耳目を集めている彼がゲストルームとスイートにおいて取り入れたビジョンは、明るくフレッシュなイメージ。淡いリーフグリーンとフォグピンク、ヘザーブルーとレモンイエローなど、イギリス人アーティストらの作品からインスピレーションを得たという配色はどこまでもナチュラルかつ柔らかな印象で、その場に足を踏み入れただけでホッと心が安らぐような、居心地の良さ抜群の空間となっています。シグネチャースイートとジュニアスイートには、広々としたレジデンススタイルを新しく採用、まるで暮らすように旅することが可能です。

 

ロンドンのランドマークであるファサードにロンドン一予約困難な人気のアフタヌーンティー

ロンドンのランドマークとしても有名なファサードは、外観の魅力をより高める照明がロション氏により施され、より温かい雰囲気でゲストを迎えてくれます。美しい緑の花崗岩を敷き詰められた前庭にはプラタナスの木が植えられ、植栽がその周りを囲み、一瞬そこがロンドンという大都会であることを忘れてしまいそうな、緑豊かな景観となっています。

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メインダイニングである『ザ・プロムナード』もまた、明るく開放的な雰囲気に。朝食からディナーまでと一日中美味を堪能できますが、こちらで最も人気が高いのが、ザ・ドーチェスター自慢のアフタヌーンティ。ロンドンで最も予約を取るのが難しいティー・ルームとされているので、ホテル予約時にアフタヌーンティの予約も済ませておくのがおすすめです。

 

伝説のカクテルの名店が「ヴェスパー・バー」と名前を変えリニューアル

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ザ・ドーチェスターの伝説的なカクテルの名店『ザ・バー』は、『ヴェスパー・バー』として来年の2023年1月にリニューアルオープンする予定。こちらの改装を手がけたのは、彫刻的で斬新なデザインを得意とする、マーティン・ブルニツキ氏。人々が紳士淑女のマナーを守りつつ、華やかなるナイトライフを謳歌していた1930年代のスピリットと品格からインスピレーションを受けたというインテリアは、華やかさと落ち着きの両方を兼ね備えており、訪れる人にエレガントな夜を約束してくれます。店内には、ザ・ドーチェスターとゆかりの深い写真家兼デザイナーのセシル・ビートン氏による絵画や写真、現代美術アーティストであるロージー・エマーソン氏らによるビートン氏の活躍にインスパイアされた作品などを展示。カクテルメニューは、輝かしい実績を誇るヘッド・バーテンダーのルチア・モンタネッリが監修しており、定番カクテルからシグネチャー・カクテルまで、極上の味わいを堪能できます。

ちなみに店名である「ヴェスパー」は、ザ・ドーチェスターと深いつながりのある『ジェームズ・ボンド』シリーズとのつながりに因んだもの。「ヴェスパー・マティーニ」を開発したことでも知られる原作者のイアン・フレミング氏は、1940年代から亡くなる1964年まで、ザ・ドーチェスターに滞在していました。ボンド・シリーズを引き継いだウィリアム・ボイド著の『ソロ』では、ザ・ドーチェスターのスイートで誕生日の朝を迎えるボンドのストーリーから始まります。また、ザ・ドーチェスターでは6人のジェームズ・ボンド全員、14人のボンド・ガール、4人のM、9人のボンド敵役をホテルゲストとして迎えてきたのだそう。

 

ケーキ&フラワーブティックが新設

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そして同じく2023年1月にオープン予定なのが、新設されたケーキ&フラワー・ブティックです。エグゼクティブ・パティシエのマイケル・クワン氏が情熱を注ぎ創り上げた特製ペイストリーやケーキに加え、ホテル専任のフラワーデザイナーであるフィリップ・ハモンド氏によるブーケ、ユニークなギフトバスケット、厳選されたシャンパンと技巧を凝らしたチョコレートのセットまでが揃っており、ギフトやお土産を購入するのにも最適なブティックとなっています。

 

数多くの歴史が刻まれた由緒あるホテルでありながら、時代の変化に合わせて進化を続けるザ・ドーチェスター。海外旅行への制限も少しずつ緩和されてきた今、誰よりも先に、生まれ変わったザ・ドーチェスターを体験しに出かけてみるのはいかがでしょう。

 

ザ・ドーチェスター
https://www.dorchestercollection.com/en/london/the-dorchester/
ドーチェスター・コレクション予約センター 0120-914-084

 

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