150年以上の歴史を誇るライカのレンズ群。卓越した品質や長きにわたる伝統、ドイツのクラフツマンシップや革新的な技術によって多くの銘玉を生み出してきた。数々のプロフェッショナルカメラマン、アマチュアカメラマンをその圧倒的な描写力で虜にすることで、新たな基準を打ち立ててきたカメラマン垂涎のレンズだ。
なかでも70年以上前に誕生した「ライカMレンズ」は世界最高峰の性能と評され、そのサクセスストーリーと人気故に何十年も経て復刻されたものも多い。
今回、多くのファンが復刻を心待ちにしていた銘玉のひとつである「ライカ ズミルックス f1.4/50mm」が遂に復刻された。
圧倒的な描写で空気感までも切り撮る“SUMMILUX(ズミルックス)”
「ズミルックス」という名称は、ラテン語で“最大の光”を意味する“summa lux”に由来しており、その名を冠したレンズは初代「ライカ ズミルックス f1.4/50mm」以降、開放F値1.4~1.7の明るいレンズの代名詞として知られるようになったシリーズだ。
ズルミックスならではの、絞り開放からみせる色滲みのない圧倒的な描写と円形の美しいボケは、まさに空気感までも切り撮るような素晴らしさで、プロアマ問わず憧れのレンズとして君臨している。
往年の銘玉ライカ ズミルックスM f1.4/50mmが遂に復刻
「ズミルックス」シリーズ初のレンズとして1959年に登場した初代「ライカ ズミルックス f1.4/50mm」。歴史的な銘玉として名を馳せた初代のクラシックな外観と先進技術を融合させて再解釈して生まれた復刻版が今回発売となる「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm」だ。復刻版の「クラシックシリーズ」としては、既に発売されている「ライカ ズマロンM f5.6/28mm」「ライカ タンバールM f2.2/90mm」「ライカ ノクティルックスM f1.2/50mm ASPH.」「ライカ ズミルックスM f1.4/35mm」の4本に加わる5機種目となるレンズなる。他の4本のクラシックシリーズ同様に、歴史的銘玉のオリジナルのオールドレンズを彷彿とさせるタイムレスな美しい描写と、先進技術によるより新しい解釈がハイブリッドした最高の表現を描き出す。
絞り開放から描かれるシャープな画と美しいボケ
復刻版「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm」は、1962年から2004年にかけて製造された2代目の「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm」の光学的な計算と設計をベースとし、それとほぼ同等の光学性能を再現。2代目と同様の卓越した性能を誇り、絞り開放の状態でも他の追随を許さぬ秀逸な描写が実現可能だ。
絞り開放ではズミルックスの特徴的な非常にやわらかく美しいボケ味を生み出し、ユニークな描写はポートレート撮影にも最適。最先端の製法と特殊なガラスを使用することで、絞り込んでの撮影では、オリジナルよりもシャープかつ高コントラストに描き出せる。
現在のM型カメラでの使用条件も全て満たす仕様も組み込まれた最新レンズ
復刻版「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm」は高画素の撮像素子を搭載した現在のM型カメラでの使用に求められる条件もすべて満たし、オリジナルのオールドレンズとしての味わいを残しながら最先端の仕様のレンズとなっている。
最短撮影距離は0.7mとオリジナルよりも短くなっており、よりさまざまな形の撮影に対応できるようになり、創造力を高めた撮影をさらに楽しめるようになった。
すべてのライカMレンズと同じく“Made in Germany”を貫かれており、無垢の真鍮を用いて手作業で作られ、ヴィンテージの佇まいを感じさせる上質なラウンド型のレンズフードも付属している。
新たなスタンダードとなる
「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm」
「クラシックシリーズ」の新たなスタンダードとなるであろう、魅力あふれるクラシックなデザインと高品質・高精度なメカニズムを融合させた復刻版「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm」。
また本レンズは、ライカのレンズとしては初めて、ドイツで製造された新デザインの上質な製品パッケージが採用。環境への配慮も欠かさずなされており、パッケージにプラスチックは一切使用されていない。
https://bit.ly/Summilux-50-M-Classic
Leica Camera Japan
https://leica-camera.com
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およびライカ正規特約店にて発売中