日本一予約の取れない「紀尾井町 三谷」へ。

東京、四谷に本店を構え、「日本一予約のとれない店」といわれるほど人気の「鮨 三谷」が手がける姉妹店が「紀尾井町 三谷」だ。
「東京ガーデンテラス紀尾井町」に2016年オープン。
こちらも本店同様、常に夜の予約は取れない。
店内は、カウンター12席と4~6名様用の個室1室のみ。
カウンターには樹齢750年の台湾ヒノキの一枚板を使用し、椅子は、皇室の椅子も手掛ける日本屈指の職人が作り上げた最上級の椅子など、細かなところまで心配りされたこだわりのしつらえ空間。
料理は、おまかせで、旬の食材を使ったつまみから始まり、握りに至るコース。
わびさびの原点鮨から、鮨料理へと進化し続けるとホームページにも書かれているが、鮨料理と称する料理は、鮨やお酒と合わせて楽しめる鮨屋ならでは工夫がちりばめられている。
握りは、一番よい状態で味わってもらいたいと、直接手渡しするのも三谷流だ。
鮨飯も独特で、熟成年数が違う酒粕を3種類使用した赤酢と玄米黒酢、塩、砂糖を合わせてる。
また、三谷は鮨とワインのペアリングの先駆者としても知られていて、鮨料理や握りごとに合わせたワインや日本酒を提案してくれる。
まずは、お任せで絶妙のペアリングを味わいたい。

まずは、いつもの雲丹から。ミョウバンを使っていないから、雲丹本来の味を楽しめるということもあるが、それだけ新鮮という証拠でもある。

秋の味覚、鰯を軽く炙って。
「今年の秋刀魚は脂がのっていないので」

房州の黒アワビは、500g超え!
アワビのえんがわと、鰹節の餡をかけて。

煮穴子を揚げて。

もちろんペアリング。
貴腐ワイン。

中落ちに、穴子の煮汁で甘くフカヒレを炊いているものを混ぜた。

雲丹ご飯に、いくらの裏ごしした汁をかけて。

鯛の子とあおさの汁。

ペアリング。

かれいの握りからだったが、撮り忘れ。
これは、白えび。

いか。

づけ。

大トロ。

これは、日本酒で。

こはだ

ぶり

煮はま。

穴子。

千葉県木更津の海苔を使ったトロ巻き。

「輝き」という軍鶏の卵を使った玉子焼き。

かんぴょう巻きと、かんぴょう巻きをいなりに包んで。

追加で、雲丹。

南高梅の甘露煮。
唯一無二の鮨料理と、ワインや日本酒とのペアリングが絶妙な三谷。
予約困難がうなずけるパフォーマンスで、目も舌も楽しませてくれる。
予約が半年、一年先でも、食べ終わったらすぐ次の予定を入れたくなる名店だ。
なお、昼も夜と同じコースが堪能できる。
これは、狙い目だ。

紀尾井町 三谷
http://sushi-mitani.jp/

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