日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」が、フランスの「Kura Master 2025」および英国の「IWC 2025」、香港の「OSA2025」にて、複数の銘柄で最高位の他、数々の賞を受賞。食と芸術が交差するヨーロッパや美食の地・香港を舞台に、日本酒が新たな価値を纏い、世界の富裕層の注目を集めている。氷温熟成、精米歩合18%、ミズナラ樽──技術と哲学が融合したその酒は、単なる嗜好品ではなく、人生の節目を彩る「体験」として世界に認められつつある。

フランスの美食文化に認められた「礼比」「百光」「深星」

パリで開催された日本酒コンクール「Kura Master 2025」にて、「SAKE HUNDRED」の銘柄「礼比(RAIHI)」「百光(BYAKKO)」「深星(SHINSEI)」がプラチナ賞を獲得。
「礼比」は氷温熟成による香味の奥行きが高く評価され決勝進出日本酒にも選ばれた。

フランス人のための日本酒コンクール「Kura Master」

ワインや食の一大産地フランスにおいて開催されるこのコンクールは、歴史的食文化でもある”食と飲み物の相性”に重点をおいて審査が行われる。
2025年もフランス人を中心に、五ツ星ホテルのトップソムリエ、ミシュランで星を獲得しているレストラン関係者、ホテル・料理学校の関係者、ワインジャーナリストなど、現地のプロフェッショナルたちが審査員を務めて評価が行われた。
精米歩合を基準に8つの部門で審査が行われ、プラチナ賞獲得となった『礼比』は純米酒(51-65%)部門、『百光』は純米大吟醸酒(1-35%)部門、『深星』はサケ スパークリング部門、金賞獲得の『弐光』は純米酒(51-65%)部門でそれぞれ受賞となった。

純米酒(51-65%)部門でプラチナ賞を獲得した
礼比|RAIHI

凍てつく-5℃の氷温室で十数年熟成された氷温熟成酒「礼比」。
瑞々しい甘味と妖艶な香りを纏ったヴィンテージ日本酒だ。氷温熟成を行うことで、熟成酒でありながらも口当たりは洗練を極め絹のような滑らかさだ。氷温熟成のなか、さらにミディアムローストのフレンチオーク樽で3年貯蔵することで、エレガントな甘やかさを含んだ樽香を身に纏った比類なき逸品に仕上がる。氷温熟成による香味の変化は、ワインのボトルエイジングにも通じる深みを持つ。

純米大吟醸(1-35%)部門でプラチナ賞を獲得した
「百光|BYAKKO」

ブランドフラッグシップとして、最高の上質を追求した一本「百光」。
最上の透明感とエレガンスを極めた純米大吟醸で、醸し出される優美な香りと美しく響く余韻は百光ならでは。フルーティな香りとキレのある余韻を特徴とし、乾杯酒として生み出された一本で、口に含んだ瞬間に多幸感に包まれ、飲む人を輝かせるような特別な日本酒だ。

サケ スパークリング部門でプラチナ賞を獲得
「深星|SHINSEI」

スパークリング日本酒の最高峰として調理とのペアリングで真価を発揮する「深星」。
透明感ある味わいに芳醇な奥深さを内包し、洗練さと複雑性を併せ持つ唯一無二の泡酒。「再醸仕込み」によって、多層的で奥行きのある風味が引き出されている。シャンパーニュに匹敵する構造美を持ち、美しい気泡の中に風雅な余韻を醸し出す。

純米酒(51-65%)部門で金賞を受賞「弐光|NIKO」

「二つの想いが重なり合い、絆を結ぶ」という想いの元、ブランドを象徴するセカンドフラッグシップとして、特別な瞬間に相応しい結びの光”を表現する銘柄。
一般的な「三段仕込み」から、もう一度仕込みを行う手間のかかる「四段仕込み」を行い、その仕込みに、日本酒では珍しい「白麹」を使用することで、クエン酸主体の爽やかな酸味を醸成。『弐光』特有の豊かな甘味・酸味を生み出している。

世界的権威の英国IWCでゴールドメダルを獲得
「百光 別誂」「思凛」

世界最大級のワイン品評会「IWC 2025」でも、「百光 別誂(BYAKKO BESPOKE)」と「思凛(SHIRIN)」がゴールドメダルを受賞。いずれも精米歩合18%という極限まで磨かれた酒米を使用し、香味のバランスと余韻の美しさが審査員を魅了した。

世界で最も権威あるブラインドテイスティング審査会のひとつ「IWC」

インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)は、1984年に設立された、世界的に最も権威あるブラインドテイスティング審査会のひとつだ。2007年に世界的な日本酒の盛り上がりを受け、「SAKE部門」が作られて以来、SAKE部門の受賞酒は国内外で注目されることとなり、日本酒の知名度を上げる重要なイベントとなっている。
審査会は毎年ロンドンで行われ、2025年の日本酒のエントリーは実に1,476銘柄。そのうちゴールドメダルは上位10%の153点のみが授与された栄誉となった。

3年連続ゴールドメダルという快挙を成し遂げた
「百光 別誂|BYAKKO BESPOKE」

「百光 別誂」は、2021年の発売以来3年連続でIWCゴールドメダル受賞という快挙を達成しており、既に定席といった様相だ。
SAKE HUNDREDのフラッグシップとして生み出され、“酒米の王様”とも呼ばれる「山田錦」を原料米に、甘味・旨味・酸味の優れたバランスを追求した、最高品質の日本酒となっている。
IWCの審査員は『百光 別誂』について「パイナップルや白桃、ネクタリン、キンカンの華やかな香りが立ちのぼる。アプリコットやアーモンド、リンゴの風味が豊かに広がり、ほどよいとろみと奥行きを感じさせる。フィニッシュにはジューシーな酸味が心地よく残る」とその味わいを評している。

日本酒の新たな扉を開く「思凛|SHIRIN」

IWCで同じくゴールドメダルを獲得した「思凛」は、精米歩合18%で醸したクリアで繊細な味わいの日本酒だ。日本酒では稀な北海道産のミズナラ樽で短期貯蔵することで、ほんのりでありながらも確かに感じられるオーク香を溶け込ませている。ウイスキーの熟成に使われるオーク樽によって、従来の日本酒にない「熟成による複雑味」と「香りの物語性」を兼ね備えた設計となっており、その熟成ワインのような趣は日本酒の新たな扉を開く一本となっている。
また「思凛」は、ゴールドメダル獲得酒の中でも特に優れたものに贈られ、僅か2%の銘柄しか獲得できないトロフィーも授与された。樽酒の素晴らしさを表現した出品酒に授与される「樽酒トロフィー」を獲得した。
IWCの審査員は『思凛』について「甘やかで乳酸の香りに、炊きたてのポップコーンやもち米のような優しい芳香が重なる。口当たりは澄んでいて熟した印象をもち、食事に寄り添う爽やかな余韻が広がる」と評している。

アジア最大級の日本酒コンクールでも部門チャンピオンを獲得

香港で行われたアジア最大級の日本酒コンクールの一つ「Oriental Sake Awards 2025」においても『礼比』が長期熟成酒(淡熟)部門で部門チャンピオンを獲得。『思凛』が吟醸系(ライト&アロマティック)部門、『弐光』が純米酒(ライト&クリーン)部門、『天彩』が特別なタイプ部門でそれぞれ金賞を受賞、『深星』もスパークリング部門で銅賞を受賞した。

Oriental Sake Awards(OSA)

アジア最大級の日本酒コンクールの一つである「Oriental Sake Awards」。酒類専門家によるブラインドテイスティングで審査が行われ、アジアの消費者に好まれる日本酒を選出することにより、酒蔵のアジア市場に向けた輸出戦略の一助となるコンクールを目指している。
OSA2025の審査は日本酒文化を世界に伝えるべく日本酒造青年協議会によって結成された酒サムライ、日本酒やワイン業界で活躍するソムリエ、教育者、コラムニスト、ジャーナリストにより行われ、ゲスト審査員として日本酒販売業者や香港日本酒業連合会のメンバーも参加。合計25～35名の日本酒専門家で構成されている。

長期熟成酒(淡熟)部門でチャンピオンを獲得　礼比|RAIHI

【礼比|RAIHI】
製造者:永井酒造(群馬)
内容量:500ml
価格:¥165,000(税込・送料別)
商品ページ:
https://jp.sake100.com/products/raihi

吟醸系(ライト&アロマティック)部門で金賞を受賞 思凛|SHIRIN

【思凛|SHIRIN】
製造者:奥羽自慢(山形)
内容量:720ml
価格:¥41,800(税込・送料別)
商品ページ:
https://jp.sake100.com/products/shirin

純米酒(ライト&クリーン)部門で金賞受賞 弐光|NIKO

【弐光|NIKO】
製造者:白瀧酒造株式会社(新潟県)
内容量:720ml
価格:¥9,900(税込)
商品ページ:
https://jp.sake100.com/products/niko

特別なタイプ部門で金賞 天彩|AMAIRO

濃厚な味わいが際立つデザート日本酒。天然酵母の発酵だけで造られ、上質で豊かな甘みと、そこに折り重なる複層的な味わいが驚くほどに豊潤で甘美な唯一無二の日本酒となっている。

【天彩|AMAIRO】
製造者:美吉野醸造(奈良)
内容量:500ml
価格:¥15,400(税込・送料別)
商品ページ:
https://jp.sake100.com/products/amairo

スパークリング部門銅賞 深星|SHINSEI

【深星|SHINSEI】
製造元:山梨銘醸(山梨)
内容量:720ml
価格:35,200円(税込・送料別)
商品ページ:
https://jp.sake100.com/products/shinsei

今回紹介したほかにも、オーストラリアの日本酒コンクールでも部門最上位1点のみに授与される「プラチナ賞」を『礼比』が獲得するなど、各国の日本酒コンクールや品評会で次々と賞を獲得しているSAKE HUNDREDの日本酒。
権威ある品評会での受賞は、SAKE HUNDREの日本酒がグローバルラグジュアリー市場において確固たる地位を築き始め、単なるお酒ではなく「人生を彩る体験」として世界に認められつつある証左と言える。その希少性、技術、物語性──すべてが世界中の日本酒ラバーの感性に響くことだろう。
日本酒愛好家のみならずも「SAKE HUNDRED」から生み出される特別な日本酒は、目が離せない存在となるだろう。