インド産のコーヒー豆に特化したスペシャルティコーヒーブランド「ブルートーカイ コーヒー」が、満を持して国内初の常設店を東京・広尾にオープンした。
ブランドカラーのブルーを基調とするオシャレな店内では、ハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れたインドコーヒーと寛ぎの時間が提供される。
日本でも注目度が高まる世界屈指のコーヒーの産地・インド
紅茶やチャイ、ラッシーなどのイメージが強いインドだが、実は年間30万トン以上の生産量を誇る世界でも屈指のコーヒー大国だ。コーヒーの生産に適していると言われるコーヒーベルトエリアに属しており、古くから作られているのだ。
その独特の風味で人気が高まりつつあるものの、日本ではまだまだ認知度が低い印象があるが、伝統的にコーヒーを嗜むヨーロッパの各国では、品質の高さから既に確固とした地位を確立している。
インドコーヒーの特徴としては、マイルドで上品な酸味としっかりしたボディ、口当たりのよさなどがあげられる。
生産国発・インド最大のスペシャルティコーヒーカンパニー「ブルートーカイ コーヒー」
僅か10年ほど前までは、高品質のインド産コーヒーは、そのほとんどが輸出され、ヨーロッパでは人気を博していたものの、インド国内ではほぼ入手できない状況だった。
世界有数の生産国であるにも関わらず品質の低いコーヒーしか出回っていない現状に疑問を抱き、品質の高い美味しいコーヒーを国内でも広げたいとブルートーカイ コーヒーの創業者マット・チタランジャンは考えた。
そしてコーヒー農園に直接声をかけ、その想いを伝えることで徐々に生産者の賛同を得て高品質のコーヒー豆を入手できるようになったことで、インド国内でも高品質なコーヒーを提供できるカフェを作り上げることに成功。今では、インドのスペシャルティコーヒーカルチャーの発展を牽引、インド国内で90店舗以上のカフェを構えるインド最大のコーヒーカンパニーとなっている。
2021年には、初の海外進出として日本での販売も開始した。
最高の一杯を追求するコーヒーへのこだわり
ブルートーカイ コーヒーは、コーヒー原産国発のコーヒーカンパニーとして、生豆の生産から、調達、焙煎、提供まで、すべての工程に密接に関わっている。特に焙煎に関しては、高い技術を持った専任スタッフが自社の焙煎所で行っている。
全ての工程に関与し、常に最適な手法を追求し続けるのは、最高の一杯を提供するためのこだわりだ。
スペシャルティグレードの高品質な豆のみを調達
SCA(スペシャルティコーヒー協会)によって認証を受けたQグレーダーを採用し、コーヒーの買付時にコーヒーのスコアリングを行うことで、スペシャルティグレードの高品質なコーヒーのみを調達。
また、コーヒー生産に知見のあるメンバーが農園に赴き、生産者と話し合いを行うことで、より高品質な豆の生産を支援している。
コーヒーの魅力を最大限に引き出す焙煎
ブルートーカイ コーヒーの焙煎へのアプローチは非常にシンプルだ。インド各地の個性あふれるコーヒーが元々持つ魅力を最大限引き出すために、最適な焙煎を検証に検証を重ね探求し続けていくのみ。
焙煎後の鮮度を落とさないため、日本国内で焙煎を行い、最適なタイミングで出荷している。
抽出へのこだわり
コーヒーの抽出に対するこだわりは、焙煎と同じくコーヒー豆の個性と魅力を最大限引き出し、酸味、甘味、苦味のバランスを最高の状態にすること。
インドコーヒーの特徴でもあるクリーンな酸味が、産地ごとの個性的なフレーバーと合わさり、より心地よいものになる。
日本初となる路面店がオープン
日本でも2024年7月、遂にブルートーカイ コーヒージャパン初となる常設路面店を広尾にオープン。ブランドカラーのブルーを基調とした店内は、ナチュラルテイストでお洒落にまとめられており、ゆっくりコーヒーを愉しめる空間だ。
ハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れられたスペシャルティグレードのシングルエステートコーヒーのほか、インド産のコーヒーをカジュアルに体験できる「本日のコーヒー」も提供される。スパイスをふんだんに使用したオリジナルのキャロットケーキや店内で焼き上げるフィナンシェ、クッキー、カヌレなど、コーヒーによく合うフードも用意されている。
新作「バイソンバレー・ジャックブラック・ナチュラル」
単一ロットで栽培、精製、焙煎された少量生産の希少な「プロデューサーシリーズ」の新作「バイソンバレー・ジャックブラック・ナチュラル」も店舗で購入可能だ。
レーズンのようなドライフルーツの印象とルバーブを思わす酸味が特徴のコーヒーで、口あたりは重く、質感はミルクチョコレートのようにクリーミー。長く続く余韻の中には、ジャックフルーツやマンゴーのトロピカルなフレーバーが現れるフルーティなコーヒーだ。
シェードツリーとして育てられているジャックフルーツの果汁と地元産の酵母を、コーヒーチェリーと共に発酵漕で60時間漬け込むという実験的な試みによって生み出され、嫌気性発酵後の乾燥の工程においても、均一に発酵が進むように工夫。特殊なプロセスと行き届いた管理によって生まれた、非常にフルーティで豊かなフレーバーを持つ特別なコーヒーだ。
東京都渋谷区広尾5-3-15 広尾サワタカビル1F
営業時間:平日8時~17時 土日祝8時~18時
定休日:不定休
ブルートーカイ コーヒー公式サイト:https://www.bluetokaicoffee.jp/