フレンチブルドッグが描かれたバッグからペットアイテムまでラインナップ
ゴヤールの柄の秘密をご存知ですか?
ゴヤールと言えば、幾何学模的なパターンがほどこされたキャンバス地のトートバッグが思い浮かぶ方が多いかと思います。
あの柄が何に着想を得たものかご存知でしょうか?
それを紐解く鍵は約125年前にありました。
ゴヤール家はもともと、薪をいかだに乗せて運ぶ、木材運送業が家業でした。
パリの南東部にある、モルヴァン自然公園のあたりから水路を使ってパリまで薪を濡れないように運んでいたのです。
そんなゴヤール家の歴史に着想を得て、1892年にエドモンド・ゴヤールが発表したのが、みなさんがよくご存知の柄が施された“ゴヤールディン・キャンバス”です。
杉綾模様と呼ばれるパターンはどこか薪を連想させ、水に強い性質をもっているのも納得がいきます。
当時、他にも旅行用トランクを製造していたメゾンもありましたが、多くのメゾンが表地に使ったのはリネンクロスのみ。
ですがゴヤールのそれは、コットンとリネンで織られたキャンバス地に、天然の塗料を使って仕上げた、まるでレザーのような質感に。
軽くて丈夫で長持ちし、優れた撥水性も持ち合わせる“ゴヤールディン・キャンバス”はとても画期的だったことがお分かりになるかと思います。
“ゴヤールディン・キャンバス”の製作過程は門外不出で、企業秘密となっていますが、職人によって丁寧に仕上げられたキャンバスは、使えば使うほどに風合いが増し、美しくなっていくのです。
定番トート「サンルイ クレール=ヴォア」から限定色が登場
そしてこの春、ゴヤールの定番のトートバッグ「サンルイ」からクレール=ヴォアという技法でペイントされたシリーズより限定色が登場しました。
オパールグリーンとパープルという新鮮で春夏にぴったりのカラーリングで、表地の“ゴヤールディン・キャンバス”からライナーのカラフルな色味がうっすら透けて見えるのがポイントに。
「サンルイ クレール=ヴォア」GMサイズ(H34/W40/D20/ 重量350g) ¥203,000円+税
PMサイズ(H28/W34/D15/ 重量250g) ¥179,000円+税
読書するフレンチブルドッグが描かれた新作トート「ヴィレット」
また“ゴヤールディン・キャンバス”を使った全く新しい新作トートもお目見えしました。
少し大きめサイズの「ヴィレット」は、片面にはフレンチブルドッグが読書をする姿が描かれています。
こちらのモデルになったのは、創始者であるエドモンド・ゴヤールの愛犬、フレンチブルドッグの“ユロ”だそう。
この「ヴィレット」は“ユロ”が読んでいる本の部分に、2~3文字のイニシャルを入れることができます。
「ヴィレット」(H32×L45×W15)各¥264,000+税
パリ本店向かいにあるペットアイテム専門ショップ
パリのサン=トノーレ通りにあるゴヤールブティック本店の向かいには、ペットアイテムを専門に取り扱うショップ「 Maison Goyard – Le Chic du Chien」があります。
ここでは、ウォーターボウル、リード、蝶ネクタイ型の首輪などはもちろんのこと、
小型ペットを運べるキャリーバッグなどがラインナップされていて、お客様の要望に合わせたペット用品のパーソナライズももちろん可能なんだとか。
いつかパリに行ける日が来たら、ぜひ足を運びたいですね。
妄想を膨らませながら、ゴヤールの柄についてのお話でした。
ゴヤール ジャパン 050-3852-3691
https://www.goyard.com/jp
公式インスタグラム: https://www.instagram.com/goyardofficial/?hl=ja