マクラーレンのハイブリッド・スーパーカー「アルトゥーラ」が誕生!

新しい時代が、到来する

「ラグジュアリーなクルマと、テクノロジーの世界的リーダーである。」その自覚と理念のもとに、進化を続ける「マクラーレン・オートモーティブ」。「新しい章の幕開け」と題し、この度、新しいモデルを発表した。スーパーカーの技術と性能における新時代の到来を告げる、渾身のモデルだ。それが「McLaren Artura (マクラーレン アルトゥーラ) 」だ。レーシングカーとロードカー。その両方の分野において、半世紀以上も経験と知識を積み重ねてきたマクラーレンが、その高い専門性と知識を一滴残らず注ぎ込んだ。

マクラーレンの「ハイブリット・スーパーカー」シリーズ

2010年に創設された「マクラーレン・オートモーティブ」。今回の「アルトゥーラ」は、ちょうど10周年の記念すべきタイミングでの発表となった。それだけに、気合の入れようも違った。世界的に初披露されたデジタルプレゼンテーションに、今季からマクラーレンに新加入したFormula1のドライバー、ダニエル・リカルドが登場したのだ。開幕に向けての忙しいタイミングにも関わらず、情報がリリースとなったまさに同タイミングで「Artura」に試乗したのだ。その様子はイギリスのマクラーレン本社から、世界に向けてストリーミング配信された。華々しい登場を果たした「Artura」。自社の10周年をお祝いするにふさわしい、特別なスーパーカーだ。マクラーレン初のシリーズ生産となる「ハイブリッド・スーパーカー」なのだ。時代に乗り遅れないクルマをこのモデルで、EVの新時代を切り開く。

完璧な二面性

今回注目すべきなのは、何と言っても、エンジンを使用するスーパーカーとしての顔と、電気自動車としての顔、その両方を持ち合わせているということだろう。新しく誕生したマクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャー(MCLA)をコア構造とするアルトゥーラ。超軽量エンジニアリングによって、走りのパフォーマンスも最上級でありながら、一方で、新しいハイブリッド・パワートレインを動力とする。ドライバーは、4つのモードから走りを選択することができる。中でも「Eモード」を選択すれば、電気のみで走行することが可能なのだ。30kmの走行が可能で、もちろん排出量がゼロ。環境に優しい一面を持つ。でもやはりそこはマクラーレン。走りを楽しみたいとき用のモードもしっかりと設定されている。SportとTrackモードでは、低速域と加速のために電力を使用する。電力が、力強い走りをサポートしてくれるのだ。ハンドリングモードでは、ドライバーの好みによってダンパーの硬さとエレクトロニック・スタビリティー・コントロールの介入の程度を調整することができる。Comfortモードは、これらのモードのいいとこ取り。

走行距離と効率性を最大化するため、40km/h未満では内燃エンジンを停止するのだが、より大きな速度とパワーが求められるときには段階的にエンジンを使用する。電力と燃料エンジン。両者のいいところが活かせるスーパーカーなのだ。充電が簡単だというのも、ポイントが高いだろう。完全なプラグインハイブリッド機能が備わっているため、たった2時間半で80%まで充電することが可能なのだ。走行モードに応じて、走行中に内燃エンジンからバッテリーに充電することだってできる。
  

デザインは、機能を生かすためにある

これらの良さを最大限に引き出すため、エクステリアへのこだわりもすごい。低いノーズやハイテールのスタンスというスーパーカーらしさを残しつつも、「シュリンクラップド(包装)」に惹かれる。これは「気流を整える」ことに目的がある。シャットラインやパネル接合部が最小限に抑えられていることによって、空力性能と冷却が強化されることとなり、パフォーマンスが最大限に生かされるのだ。マクラーレン特有のディへド ラル・ドアも、よりボディに沿って開閉するように進化し、ミラーも従来のものよりさらにタイトに折り込まれて格納されるようになった。
ボディには、カーボン・ファイバーとスーパーフォームド(成形)アルミニウムが採用されている。強い上に軽い素材を使用し、さらには軽量エンジニアリングが搭載していることによって、とにかく軽い。クラス最軽量の1498kgだ。新型V6により最大出力がアップしたこと、そして高性能のEモーターが搭載されていることによって、なんと0-100km/h3.0秒という、強烈な加速も可能。燃費も、マクラーレン史上最高!燃料効率が50mpgを超える。キーには低消費電力のBluetoothが搭載されていて、ドライバーが車両に近づくだけで、システムの電源が自動で入る。ドアにアンビエント照明も搭載されていて、夜のドライブも安心だ。

共に、新しい時代へ

スポーツカー、スーパーカーも、電気自動車の時代へ。走りを楽しむため、ラグジュアリーなカーライフを送るために、排気ガスを大量発生させ続けるのも、これからの時代はナンセンスなんだろう。しかも「アルトゥーラ」は、ただの電気自動車ではない。正真正銘のスーパーカー。
「アルトゥーラ」とともに、新しい時代へと走り出してみてはいかがだろうか?

【マクラーレン アルトゥーラ】
ボディサイズ:全長4539×全幅1913×全高1193mm
ホイールベース:2640mm
車両重量:1395kg(乾燥)/1498kg
エンジン:V型6気筒DOHCツインターボ
エンジン最高出力:430kW(585ps)/7500rpm
エンジン最大トルク:585Nm/2250ー7000rpm
トランスミッション:8速DCT
駆動方式:RWD
総排気量:2993cc
最高速度:330km/h
0ー100km/h加速:3.0秒
英国での車両価格:18万5500ポンド~(約2700万円)
2021年第3四半期デリバリー予定
https://cars.mclaren.com/jp-ja/artura

マクラーレン
https://cars.mclaren.com/jp-ja

関連記事

  1. アストンマーティン ヴァンテージにオープンが登場

  2. マクラーレン「720S Spider」に魅せられて。

  3. 遂に世界最高峰のグランドツアラー「ベントレー新型フライングスパーV8」生産開始

  4. アルファロメオ、完全受注生産!ジュリアに、あのGTA、GTAmが復活!

  5. フェラーリの純粋な内燃機関で構成された最後のV8ミッドシップ。

  6. 新型Sクラスは、メルセデスが完成させた理想のクルマ

  7. モードな4座フェラーリ「ローマ」

  8. ランボルギーニ最新モデル「ウラカンEVO RWD スパイダー」を発表

  9. 2021年型フェラーリF1マシン『SF21』公開!

人気記事 PICK UP!

HOT TOPICS

おすすめ記事

  1. セレブも夢中の「アレキサンダー・ワン×ブルガリ」のカプセルコレクション第2弾
  2. 鈴鹿サウンドオブエンジンで、リシャール・ミルの新作発表!
  3. V8フェラーリ最強の488ピスタ スパイダー。
  4. 北海道のFUDO〜風土〜を旅する 仁木町ニセコ町テロワールツーリズム
  5. bape A BATHING APE®から初めてのゴルフコレクションリリース
  6. 2020年究極の電動カー、Maclaren Senna「ライドオン」が登場
  7. rimowa ワイン愛好家のためのRIMOWAアルミニウム製ボトルケース
  8. フェンディ カーサ、モダンになって復刻。
  9. jilsander 日本と欧州のモダニズムを融合したジル サンダーが京都にオープン
  10. 再生医療から人間ドックまで ペニンシュラ東京にある会員制クリニック
PAGE TOP