ランボルギーニは、スーパースポーツカーの代名詞として、
世界的に支持を集めていることは周知の通りだと思うが、
アパレルやインテリアにも力を入れている。
無垢材を使用し、その魅力を最大限に引き出す
Riva1920とコラボレーションしたサイドボードが
先日のミラノサローネで発表された。
そしてこのデザインを手がけたのが、
世界の名だたるブランドでデザインを
手がけるカリム・ラシッド氏。
家具やウエア、さらにはストアデザインなど、
3000以上の製品を手がけ、
300以上の賞を受賞している気鋭のアーティストだ。
一見対局にいるような三者がタッグを
組んだからこそ、新鮮なアイテムになり、
多くの人から注目を集めたのだろう。
まずは「INKLINE」。
無垢積層材を採用したサイドボード。
丸みを帯びたサイドとトップで、
6つある引き出しを包み込むようにデザインされている。
蟻継ぎで組み立てられており、
前面の形状は以前にリリースされた
ブックケース「Finesse」のラインを再現。
オープンスペースを作り出すことで引き出しを2列に。
使いやすさも配慮されているのが嬉しい。
そして「RIVAR」
こちらも無垢積層材を使用。
2つのサイドドアと中央の引き出しを備え、
デスク「Klip」を連想させるしなやかで丸みを帯びたラインが特徴だ。
トップのすぐ下には、実用的かつ機能的な
オープンコンパートメントが設置されている。
普遍的なものと先進的なデザインが融合したサイドテーブル。
インテリアにおいては脇役的な
立場にある家具であることも配慮されているように思う。
ソファーがレザーであれば、
部屋全体に優しい雰囲気を加えてくれる。
ウッド調のテーブルがある部屋においては、
都会的でモダンな引き締め役に。
アウトモビリ・ランボルギーニと
Riva 1920のコラボレーションは、
優れたデザインの素晴らしさを実感できる逸品だ。
アウトモビリ・ランボルギーニ