リシャール・ミルの新作は、ファレルとともに宇宙へ。

11月15日に開催されたリシャール・ミルの顧客パーティーで発表された新作は、数々の賞に輝くシンガーソングライターで音楽プロデューサーのファレル・ウィリアム氏モデル。
実は、長年リシャール・ミルを愛用しているのだ。
リシャール・ミルから、自分の名前を冠した時計を作らないかと提案されたとき、すぐに幼少期にインスピレーションを得ようと思いを巡らせ誕生したのが、
「RM 52-05 トゥールビヨン ファレル・ウィリアムス」だ。

ファレル自身が音楽を説明するときに使う言葉が、破壊的。
「僕たちはこの世界で衝撃を与えるためのものが必要なんだ」と、ファレルは話している。
その言葉通り、RM 52-05が衝撃を与えるポイントは、我々の見方を180℃転換させる点だ。
ファレル・ウィリアム氏は、幼少期に空を見上げることに夢中だったらしい。
「かつて起こったことすべてと、これからのことすべて。
これ以上にインスピレーションを与えてくれるものはあるか?空を見上げているとき、神を眺めているんだ。
自分は、全体の中の様々なパーツの一部なのだと感じるよ。」
と、ファレル・ウィリアム氏らしい、独特の表現で、この時計のインスピレーションについて語ってくれた。

火星からみた地球。
そして、宇宙飛行士のヘルメットにきらめく遠く美しい反射。
それを、リシャール・ミルの熱烈なファンが期待する革新的なアイデアで、時計という形に具現化する。
最先端のアートテクノロジーと、彫版師、エナメル加工師、着彩師のパートナーシップで仕上げられたのがRM 52-05だ。

スペースシャトルを模したムーブメントを動かすグレード5チタン製地板を介して、ロケット発射台を連想させるようにスケルトン加工を施したグレー5チタン製ブリッジを垣間見ることができる。
この地板には、ブルーアベンチュリンガラス製の幅広インサートが施され、まるで星々が瞬く宇宙のようだ。
宇宙飛行士のヘルメットは、グレード5チタンを彫り、広がる不朽性を暗示するため、劣化しない塗料を使用し、手作業で塗られている。

火星を表現したレッドゴールドが印象的だ。
この火星の砂漠の赤を表現するために、さまざまな顔料を加えて得られる従来のグランフーエナメルとは違い、オレンジから赤へ、ブルーから黒への勾配は、層を重ね、850℃での火入れの数を増やして実現したそうだ。
まさに、火星がその手元にあるような、美しいグラデーション。

そして、宇宙飛行士になったような気分にさせてくれるヘルメットに配されたブラックサファイヤとダイヤモンドは、周囲を照らす灯光器のようだ。
ミドルケースは、航空宇宙分野で使用されるカーボンTPT®製で、裏側の針とブリッジには、スケルトン加工が施され、ロケット発射台やサテライトアームまで連想させてくれる。
リューズは、ロケットカプセルのデザインに基づいていて、囲むラバーが、火星人のローバータイヤの特徴的は輪郭を表している。
スタートレックを見て育った少年が、見上げていた宇宙を、時計という小宇宙の世界で表現されているのだ。
RM 52-05 トゥールビヨン ファレル・ウィリアムスは、世界限定30本!
予定価格は、112000000円。
価格も天文学的だが、宇宙を見上げるように手元を見る。
そのたびに、少年の心を呼び覚ましてくれそうだ。

リシャール・ミル
http://www.richardmille.jp/

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